こんにちは!キレイナビ代表・美容家の飯塚美香です。
風邪を引いて喉が赤く腫れたり、アレルギーで肌が荒れたり。こういった目に見える『炎症』は誰もが経験していると思います。
では目に見えない『隠れ炎症』をご存知でしょうか?体の中で発生しているものの、隠れていて見えず自覚症状のない小さな炎症のことです。
この『隠れ炎症』が、様々な生活習慣病や老化に関係していると言われ、今注目を浴びています。今回はこの『隠れ炎症』の原因と、それを予防し若さを保つ8つのコツをご紹介します。
生活の中に『隠れ炎症』の原因があった!
栄養栄誉の偏りや不摂生な生活、座りっぱなし、大気汚染、食品に含まれる添加物、疲労やストレス、肥満など、日常生活のあらゆるところに『隠れ炎症』の原因があります。甘い物の摂り過ぎによる糖化や、体のサビと言われる酸化ストレスなども『隠れ炎症』をもたらしてしまいます。
私たちの体には様々なストレスに対抗する力が備わっていますが、年齢を重ねるごとにその力が衰えて『隠れ炎症』を抱えこみやすくなってしまいます。これを放っておくと、血管、筋肉、骨、内蔵、皮膚など体内のあちこちで老化が進んでしまうことに。
脂っこい食事を好んで食べる、喫煙習慣がある、便秘気味、睡眠時間が6時間未満、寝る前にスマホやPCをチェックするなど当てはまる方は注意が必要です。
『隠れ炎症』予防8つのコツ
それでは、『隠れ炎症』を予防し、若さを保つためのコツをご紹介します。
その1.バランスのよい食事
脂っこい食事や甘い物の摂り過ぎに注意し、和食の基本である一汁三菜を意識。バランスのよい食事を心がけましょう。
その2.オメガ3の良質な油を摂る
オメガ3系の油であるDHAやEPAを多く含む青魚や、くるみを食べたり、亜麻仁油なシソ油などの良質な油を摂るようにしましょう。
その3.座りっぱなしの生活を減らす
デスクワークなどで座りっぱなしの生活をしている方は、小まめに立ち上がったり出来るだけ歩くなど体を動かすことを意識しましょう。
その4.天然の旬の食材を摂る
ジャンクフードや加工品ばかりを食べていると『隠れ炎症』を招きます。栄誉が豊富で抗酸化作用のある旬の食材をしっかり摂ることが大切です。
その5.腹八分を心がける
満腹になるまで食べるのは避け、日頃から腹八分の食生活を。極端なダイエットも良くありません。
その6.運動を習慣に
年齢とともに低下していくのが筋肉量。肥満や糖化、『隠れ炎症』のリスクを減らすためにはスクワット30回を週3回、1日15分余分に歩くなど運動を習慣にしましょう。
その7.良質な睡眠をとる
精神的な疲れやストレスをリセットするには、良質な睡眠が必要です。睡眠を司るホルモン、メラトニンを充分に分泌させるためには、寝る前には部屋を暗くし、スマホやPCの画面は見ないようにしましょう。
その8.刺激のないスキンケアを
化粧品の使い過ぎ、こすり過ぎなどスキンケアによって肌を傷めてしまう場合があります。極力刺激のないスキンケアを心がけ、肌のバリア機能を整えるためにセラミド成分入りの化粧品を使ったり、入浴後乾燥状態の肌はすぐに保湿するようにしましょう。
なお、今回の記事は、先日1月15日に行われた『隠れ炎症を考える会メディアセミナー「老化と炎症」-40代になると要注意! 隠れ炎症とは-』でのお話を元に執筆致しました。
米井嘉一氏(同志社大学大学院生命医科学研究科/アンチエイジングリサーチセンター教授)による講演、山田利光(氏杏林製薬株式会社 スキンケア研究所 所長/薬学博士)」、鈴木綾子氏(美容家)を交えた対談で学んだ『隠れ炎症』の状態や原因、対処方法を、いち早く朝時間.jpでご紹介させて頂きました。
今後『隠れ炎症』という言葉がさらに浸透していくでしょう。今回ご紹介した8つのコツで『隠れ炎症』を予防し、いつまでも若々しくいられるようにしたいですね。
参考:隠れ炎症を考える会