おはようございます♪
時差の関係で、クリスマスな日本 / イブのシアトルです。
こちらでは「クリスマス=家族で過ごす1年で最も大切な1日」
という認識が高く
24日は夜はほとんど、25日はほぼ確実に
会社はもちろん、お店やレストランはお休みになります。
※日本のようにファストフードは空いてる、なんてことももちろん“なし”
移民大国アメリカで、なにより家族を大切にすること
それを実感させられる1日だと思います。
そんなわけで、私も明日は家族と過ごす予定なので
その前にクリスマスプレゼントを買って
ラッピングを半日かかりで終わらせました◝(๑⁺д⁺๑)◞՞
これまた日本のように買い物を済ませた後
「贈り物ですか?」など聞いてくれるはずもなく
まして「贈り物なんですぅ(˚ ˃̣̣̥ω˂̣̣̥ )」と懇願しても
ラッピングは無料、にはなりません・・・
ということもあって、この時期は
クリスマスギフトと同じくらい
「包装紙が売れる時期」だったりもします。
今日は(私にとっては)1日早いですが
朝時間.jpユーザーの皆様にクリスマスプレゼントを♡
ニューヨークに住むバージニアという女の子が
新聞社に送った質問の手紙と
それに対する返答を社説という形で応えたもの。
形には残りませんが、心に、残りますように・・・
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ニューヨーク・サン新聞 1897年9月21日 社説欄
本紙は、以下に掲載される投書に対して
ただちにお答え申し上げるとともに
このようにまっすぐな方が読者におられることを
心から嬉しく思います。
「こんにちは、しんぶんのおじさん。
わたしは八さいのおんなのこです。
じつは、ともだちがサンタクロースはいないというのです。
パパは、わからないことがあったら
サンしんぶん、というので
ほんとうのことをおしえてください。
サンタクロースはいるのですか?
ヴァージニア・オハンロン」
ヴァージニア、それは友だちの方がまちがっているよ。
きっと、何でもうたがいたがる年ごろで
見たことがないと、信じられないんだね。
自分のわかることだけが、ぜんぶだと思ってるんだろう。
でもね、ヴァージニア、大人でも子どもでも、
何もかもわかるわけじゃない。
この広いうちゅうでは
にんげんって小さな小さなものなんだ。
ぼくたちには
この世界のほんの少しのことしかわからないし
ほんとのことをぜんぶわかろうとするには
まだまだなんだ。
じつはね、ヴァージニア
サンタクロースはいるんだ。
愛とか思いやりとかいたわりとかがちゃんとあるように
サンタクロースもちゃんといるし
そういうものがあふれているおかげで
ひとのまいにちは
いやされたりうるおったりする。
もしサンタクロースがいなかったら
ものすごくさみしい世の中になってしまう。
ヴァージニアみたいな子がこの世にいなくなるくらい
ものすごくさみしいことなんだ。
サンタクロースがいないってことは
子どものすなおな心も
つくりごとをたのしむ心も
ひとを好きって思う心も
みんなないってことになる。
見たり聞いたりさわったりすることでしか
たのしめなくなるし
世界をいつもあたたかくしてくれる
子どもたちのかがやきも、きえてなくなってしまうだろう。
サンタクロースがいないだなんていうのなら
ようせいもいないっていうんだろうね。
だったら、パパにたのんで
クリスマスイブの日
えんとつというえんとつぜんぶを見はらせて
サンタクロースをまちぶせしてごらん。
サンタクロースが入ってくるのが見られずにおわっても
なんにもかわらない。
そもそもサンタクロースはひとの目に見えないものだし
それでサンタクロースがいないってことにもならない。
ほんとのほんとうっていうのは
子どもにも大人にも
だれの目にも見えないものなんだよ。
ようせいが原っぱであそんでいるところ
だれか見たひとっているかな?
うん、いないよね
でもそれで、ないってきまるわけじゃない。
世界でだれも見たことがない
見ることができないふしぎなことって
だれにもはっきりとはつかめないんだ。
あのガラガラっておもちゃ
中をあければ、玉が音をならしてるってことがわかるよね。
でも、目に見えない世界には
どんなに力があっても
どれだけたばになってかかっても
こじあけることのできない
カーテンみたいなものがかかってるんだ。
すなおな心とか
あれこれたくましくすること・したもの
それから、よりそう気もちや
だれかを好きになる心だけが
そのカーテンをあけることができて
そのむこうのすごくきれいですてきなものを
見たりえがいたりすることができる。
うそじゃないかって?
ヴァージニア
いつでもどこでも、これだけはほんとうのことなんだよ。
サンタクロースはいない?
いいや、今このときも、これからもずっといる。
ヴァージニア
何ぜん年、いやあと十万年たっても
サンタクロースはいつまでも、子どもたちの心を
わくわくさせてくれると思うよ。
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皆様も、どうぞsweetなクリスマスを♪