横溝正史の『八つ墓村』をスペシャルカバーで!
金田一耕助シリーズ最高傑作ともいわれるベストセラーです。
何度も読んだことのある物語でも、表紙カバーが変わると、新しい本と出会ったような気になる。それもこんなにガラリと違うと気分一新、まっさらな気持ちでストーリーに入っていける。
鳥取県と岡山県の県境にある「八つ墓村」。血にまみれた歴史をもつ村で再び恐ろしい事件が起こる。相次ぐ異常な事件の真の目的は何か、果たして犯人は……?
『八つ墓村』は映画版も有名だけれど、小説はイマジネーションに限りがないから、よけいに怖い。事件に巻き込まれた主人公は恐怖に震えて思う。「ああ、闇! 私たちの行く手にひろがるのは、はてしもない未知の暗闇である。」
何が起きるか予想のつかないそら恐ろしさ。でも、本当に恐ろしいのは人間の心の闇、得体の知れない深くて暗い闇なのだ。
それにしても、スペシャルカバーの金田一さん、かっこいい! ちょっとベネディクト・カンバーバッチっぽくないですか?ドギマギしちゃうな。
下の表紙画像は従来のカバー。未知の暗闇全開です。
『八つ墓村(金田一耕助ファイル1)』
著者:横溝正史
出版社:角川書店
Love, まっこリ〜ナ