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金田一さん、文庫カバーが素敵です

 

横溝正史の『八つ墓村』をスペシャルカバーで!
金田一耕助シリーズ最高傑作ともいわれるベストセラーです。

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何度も読んだことのある物語でも、表紙カバーが変わると、新しい本と出会ったような気になる。それもこんなにガラリと違うと気分一新、まっさらな気持ちでストーリーに入っていける。

鳥取県と岡山県の県境にある「八つ墓村」。血にまみれた歴史をもつ村で再び恐ろしい事件が起こる。相次ぐ異常な事件の真の目的は何か、果たして犯人は……?

『八つ墓村』は映画版も有名だけれど、小説はイマジネーションに限りがないから、よけいに怖い。事件に巻き込まれた主人公は恐怖に震えて思う。「ああ、闇! 私たちの行く手にひろがるのは、はてしもない未知の暗闇である。」

何が起きるか予想のつかないそら恐ろしさ。でも、本当に恐ろしいのは人間の心の闇、得体の知れない深くて暗い闇なのだ。

それにしても、スペシャルカバーの金田一さん、かっこいい! ちょっとベネディクト・カンバーバッチっぽくないですか?ドギマギしちゃうな。

下の表紙画像は従来のカバー。未知の暗闇全開です。


20140722

八つ墓村(金田一耕助ファイル1)
著者:横溝正史
出版社:角川書店

Love, まっこリ〜ナ

 

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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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