今日のカフェボンボンは、新刊『水のなまえ』。
水をめぐるさまざまな言葉や表現を紹介した情緒あふれる本です。
『水のなまえ』
著者:高橋順子
出版社:白水社
季節の水の姿、水にまつわる文学や伝承、旅の水。水のことわざ、水のオノマトペ、水の神。詩人の高橋順子さんが水をめぐる言葉の世界を旅する。
四季折々、姿かたちを変える水をとらえようと、人は水にさまざまな名前をつけてきた。著者は「日本の美しい景色の本質は水」であるという。
梅雨に関する名前ひとつにしても、空梅雨や戻り梅雨とさまざま。送り梅雨、喜雨、慈雨といった言葉は、水への人の思いを反映しているようです。
梅雨が明けると、夏の空も海も表情が一変する。夏の水は滴りや清水など涼し気な季語に彩られています。
小さな水の神カッパも登場します! カッパのお皿には水が入ってるそうです。接骨薬の作り方をカッパが教えてくれるって初めて知りました。
水づくし、梅雨の時期にふさわしい新刊本です。以前「心に残る詩集」としてご紹介した『あさって歯医者さんに行こう』もぜひどうぞ。
Love, まっこリ〜ナ
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