今日のカフェボンボンは、『きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)』。
「あまちゃん」の脚本を書いたクドカンこと宮藤官九郎の青春小説です。
『きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)』
著者:宮藤官九郎
出版社:文藝春秋
このシュールなタイトルの意味って。
主人公は白鳥が名物の東北の小さな町にすむ高校生。バンカラな男子校に下駄を履いて通う「僕」の物語なのだ。そう、僕の生まれた町には白鳥がいる。「白鳥おじさん」までいるのだ。
1986年の春、僕が入学したのは超バンカラな伝統校。トレードマークは手ぬぐいと下駄。初めて下駄で自転車走行(これが大変)して登校した日、先輩たちのとんでもない洗礼が待っていた……。
悩める僕の話し相手は白鳥おじさん。たけし軍団入りの夢、女の子やバスケ部の話。おじさんはいつだって白鳥目線で答えてくれた。
クドカンの自伝的青春小説は男臭い。そしてめっぽう面白い。通勤途中に読むのもおすすめ! だってあっという間に時間が過ぎちゃうから。
以前ご紹介した宮藤官九郎とみうらじゅんの対談集、『どうして人はキスしたくなるんだろう?』もぜひ。
Love, まっこリ〜ナ