今日のカフェボンボンは、『特捜部Q —カルテ番号64—』。
北欧発ミステリーの大人気シリーズ、待望の新刊! デンマークを舞台に、古い未解決事件を捜査する「特捜部Q」が難事件に挑みます。
『特捜部Q —カルテ番号64—』
著者:ユッシ・エーズラ・オールスン/訳:吉田薫
出版社:早川書房
未解決事件というとアメリカの刑事ドラマ『コールドケース』がすぐ思い浮かぶけど、カール・マーク警部補率いる「特捜部Q」の雰囲気はあちらとはだいぶ違う。
オフィスは警察本部の窓もない地下で、チームはたったの3人。アシスタントのアサドとローセは奇人といっていいほどエキセントリック、超個性的なのだ。
部下の扱いに手こずり、私生活にもトラブルを抱えるカール。自身の問題を「特捜部Qに解決を依頼したっていい」とぼやきつつ、難事件を追いかける。再捜査の発端はナイトクラブのマダムの失踪事件。同時期に複数の失踪者が出たことが判明し、捜査はある老女の壮絶な過去へと導かれていく……。
ストーリーの面白さもさることながら、人間味あふれるわき役たちもシリーズの人気の秘密。私はカールの家の下宿人、心やさしく料理上手なモーデン・ホランが好きです。今回、モーデンの友人・イケメン理学療法士も登場し、今後新しい展開がありそう!
本のお供に、デンマークのビール“カールスバーグ”でも飲みながらどうぞ。
Love, まっこリ〜ナ