今日のカフェボンボンは、カメラの楽しみ、写真の世界が大きく広がる本。
発売になったばかりの『デジタルカメラ超望遠撮影術』をご紹介します。
『デジタルカメラ超望遠撮影術 プロに学ぶ作例・機材・テクニック』
写真・解説:中野耕志
作例・テクニック解説:小田切裕介、中西昭雄、長根広和、福田幸広、湊和雄
編集・発行:アストロアーツ/発売:角川グループパブリッシング
望遠レンズを使う撮影は、本格的でプロフェッショナル。機材も重くて扱いにくい。はるか遠くの野鳥や野生動物を撮るなんてむずかしそう……。
こんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。でも、じつは最近、望遠レンズを使った影が大人気。飛行機撮影を楽しむカメラ女子も増えてますよね。
著者の中野耕志さんは「ひとたび望遠レンズの味を知ってしまった者は、その魔力から解き放たれることはない」といいます。その「望遠レンズの味」の魅力をとことん紹介、プロの写真家たちが撮影テクニックを解説します。
分野は野鳥、動物、希少生物、鉄道や飛行機、天体など。ジャンルの幅広さに驚きました。
オオワシのダイナミックな飛翔、キタキツネの親子、リスの赤ちゃんの巣立ち。チョウの擬態やセミの羽化シーン、樹上に咲く南国の珍しい花。さらには、季節感たっぷりの鉄道風景、ロマンあふれる天体写真……。
素晴らしい作品の数々は、綿密な計画と撮影テクニックに基づいた望遠撮影ならではのもの。各分野の写真家が公開する機材へのこだわり、撮影時のスタイルも必見。プロのいでたちはさすがにキマってる。望遠レンズを構えた風貌がかっこいいのだ。
遠い宇宙の果てまでも写し出す。“超望遠レンズ”は究極の夢の道具だと実感する一冊です! 同じシリーズのムック『ミラーレス一眼でネイチャーフォト』もおすすめです。
Love, まっこリ〜ナ