今朝のカフェボンボンメニューは、『お楽しみ かんざし手帖』。和もの好きの方におすすめの、おしゃれなかんざしガイドです。
『お楽しみ かんざし手帖』
著者:菅原すみこ
出版社:河出書房新社
きれいなうなじを見せたまとめ髪、とても魅力的ですよね。おだんごにかんざしがちらりと見えたりしたら、また一段と色っぽくてドキッとします。
本書は、そんな乙女ごころをくすぐる愛らしいかんざしを、オールカラーで多数紹介。その種類や飾り方、おだんごヘアの作り方まで網羅した、丸ごとかんざしの本です。ひと口にかんざしと言っても、玉かんざし、平打ち、揺れものなど種類は色々。材質や大きさも本当に豊富です。
先が耳かき状になっているものも多いのですが、これにはちゃんと理由がありました。江戸時代の贅沢禁止の取り締まりの際、実用品であると言い逃れるためだったんですって。
上の写真は、アンティークの玉かんざし(左)と平打ちかんざしです。以前よく通っていた骨董店で、私が初めて買ったのがこのかんざしでした。アップにした髪にさすと、いつもと違う“古風な女”になったような新鮮な気持ちがします。
かんざしのモチーフを季節に取り入れるのも粋ですし、レトロな絵柄の薩摩ボタンのかんざしなどは、カジュアルな服装に合わせてもかわいいと思います。かんざしは秋のシックな装いにもぴったり。女っぷりが上がります!!
かんざしに「朝時間」があるとすれば、涼やかなとんぼ玉かんざしでしょうか。
透明感あふれる色模様が、朝露や朝顔、朝焼けを連想させます。
本のお供には、かんざしのおしゃれに似合うみつ豆をいかがですか?
Love, まっこリ〜ナ