おはようございます。整理収納アドバイザーのゆりんごです。
「今日はなんだかやる気が出ない…」
「片づけなきゃとは思っているけど、体が動かない…」
そんな日もありますよね。
でもそんなときに「やる気が出るまで待とう」と思って待ってみても、じつはなかなかやる気って出てこないものなのです。
今回は、脳科学の視点から「やる気」の正体を紐解きつつ、片づけを前向きに始めるコツをお伝えします。
【その1】「やる気スイッチ」なんて存在しない

やる気スイッチが押せれば動けるのに…!と思っている方はいませんか?
じつは、脳科学的には逆なのです。
明治大学教授・言語学者の堀田秀吾先生の著書『科学的に自分を思い通りに動かす セルフコントロール大全』によると、やる気とは「スイッチ」ではなく「エンジン」のようなもの。
エンジンは、まず動かしはじめることで、初めて温まっていくもの。待っているだけでは、エンジンはかかりません。
それと一緒で、「やる気が出たら片づけよう」ではなく、「片づけはじめたら、やる気が湧いてくる!」というのが、脳の仕組みから見ても自然な流れなのです。
【その2】行動が先!やる気は後からついてくる
脳科学では、「行動→やる気」という順番が正しいとされています。
わたしたちの脳には、やる気の燃料とも呼ばれる神経伝達物質「ドーパミン」があります。
このドーパミンは、何かを達成したり、小さな行動を起こしたりすることで分泌されます。
つまり、「やろう!」という気持ちを待つのではなく、小さくても体を動かすことが、やる気を後押しするきっかけになるのです。
堀田先生も「やる気を出すには、とにかくやるしかない」とおっしゃっています。これは根性論ではなく、脳科学の研究でも注目されている考え方です。
【その3】まずは3分!「捨てる」だけはじめてみる

とはいっても、「片づけ全体」を考えると、それだけでやる気が失せてしまいますよね。
そこでおすすめなのが、「まず3分だけ、捨てることだけをする」という低いハードルからのスタートです。
引き出しを一つ開けて、明らかに不要なものを3つだけ捨てる。それだけでOKです。
「片づけた!」という小さな達成感が生まれると、脳がドーパミンを分泌し、「もう少しやってみようかな」という気持ちが自然と湧いてきます。
大切なのは、完璧を目指さないこと。
「3分だけ」「1か所だけ」「3つだけ捨てる」という、ハードルを限りなく低くした行動が、やる気のエンジンを動かす最初の一押しになりますよ。
【その4】ちょっと片づけたくなる、不思議な連鎖
3分の片づけを終えると、不思議なことが起きます。
「あ、ここも気になる」
「もう少しやろうかな」
というように、自然と片づけの手が進むのです。
脳の働きから見ても、こうした好循環が生まれやすいと考えられています。
最初の小さな一歩が、次の行動を呼び込んでくれます。
気づいたら引き出し一段がスッキリしていた…!というように、うれしい効果も期待できますね。
気持ちが前向きに切り替わる!

やる気が出ないのは、意志が弱いからでも、怠けているからでもありません。
それは、脳の仕組みをまだ上手に使えていないだけ。
「やる気を待つ」のをやめて、「まず3分、捨てることから」を合言葉に、今日から試してみてくださいね。
小さな片づけが、あなたの一日のスタートを前向きに変えてくれますよ。
にこにこな朝時間で、今日も素敵な一日を!
整理収納アドバイザー・スマイルール ゆりんご
Instagram:@yuringo717 / @smirule.sapporo
★この連載は<隔週金曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに!

