インドへ行く直前に、
タイ王国カンチャナブリー県ワット・パー・スナンタワナラ ーム(大善喜森林寺院)住職、
アーチャン・光男・カウェーサコー師(本名:柴橋光男師)が来日していたので、
ヴィパッサナー瞑想会へ参加してきました。
ヴィッパーサナーとは自分に気付くという意味があります。
仏教にもさまざま宗派がありますが、タイの森林派はとくに厳しい修行と聞いたことがあります。
森林派のヴィパッサナー瞑想は、
マサチューセッツ大学医学大学院教授ジョン・カバトジン氏も絶賛していました。
森林派長老アー チャン・チャー老師の一番弟子として、
タイ国で名を良く知られた修行者が日本人なのです。
アーチャン先生は岩手ご出身だそうで、
山形生まれの私と同じく東北なまりでお話しなさるところや、
ときどき混じる上がり調子の語尾がタイ語風で親しみやすさを感じました。
大事なところは何回も繰り返し教えてくださるので自然と心に印象づきました。
「何1000回(?)と人を殺した罪人でさえ、悟ることができたのだから、
皆さんの罪なんてかわいいもの、安心してください!」
と聞いて笑ってしまいました。
ヴィッパーサナ瞑想の具体的な方法については、
「私はどこにいるか?」という問いに対し、
「呼吸のあるところに私はいる」として、
吸う&吐くのセンセーションの感じられるところに
自分の実在を見つけていくアプローチでした。
シンプルですが心を繊細にすることができて面白かったです。
アーチャン先生と記念撮影していただきました。
仏教の僧侶は女性に触れることができませんので、
私とちょっぴり距離感があります^^
アーチャン先生はたくさんの本を書いています。
タイ人で先生のことを知らない人はいないくらい国民的な僧侶です。
本の中で先生はさまざまな宗教に共通するエッセンスについて強調しています。
ブッディストは良き仏教徒に、
キリシタンは良きキリスト教徒に、
様々な宗教の良き教徒に
無宗教の人は良き人間になるための心の使い方、生き方について述べています。
それもそのはず、先生はタイのお坊さんになる前、
ヒマラヤでヨーゲシュワラナンダ師のもとでヨガ修行もなさっているのです。
普遍的な宗教観に精通していらっしゃいます。
アーチャン先生の築いたお寺は、4km×4kmという広大な山の敷地にあるそうで、
1000人の研修生が寝泊まりできるとのこと。
研修生としてなら女性もOKのようなので、いつか行ってみたいな~と夢が広がりました。
お寺のHPを見つけましたが、タイ語でした!
http://www.watpahsunan.org/