朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『ムーミン谷の仲間たち [新版]』。
以前ご紹介したムーミンの物語の新版が発売になりました。小説ムーミン誕生80周年を記念した新版です。この機会にあらためて記事をお届けいたします。
ムーミンシリーズの作品でただひとつの短篇集です。ムーミン谷の仲間たちの魅力が詰まった9篇をどうぞ。
『ムーミン谷の仲間たち [新版]』
著者:トーベ・ヤンソン/訳:山室静
出版社:講談社
ムーミンの生みの親・トーベ・ヤンソンさんの物語を愛する人の心のなかには、きっとそれぞれのムーミン谷がある。みんなどんなふうにムーミントロールや仲間たちのことを思い浮かべているんだろう。そんなことを考えながら読むととても楽しい。
9つの物語にはムーミン谷のさまざまな住人たちが登場します。「目に見えない子」では、ニンニという名前の女の子がムーミン一家にやってきます。でも、誰も彼女の姿を見ることができません。ひどくいじめられたことが原因で、ニンニはだんだん青ざめて、はしっこから色あせて、とうとう見えなくなってしまったんですって。そんなニンニを遊びに誘い出すムーミンやミイ。怖がらせないようにやさしく迎えるムーミンママが素敵です。
ムーミン谷の住人たちは、どんなときも自由に、心豊かに生きている。春の日にあたらしい歌を考えているスナフキン、おだやかな夏の日に、浜辺で大きなじゅうたんを洗うフィリフヨンカにも出会えます。
以下のシリーズ新版もぜひどうぞ。
*『たのしいムーミン一家[新版]』
*『ムーミン谷の彗星[新版]』
*『ムーミンパパの思い出[新版]』
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
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