朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『たのしいムーミン一家[新版]』。
以前ご紹介した本の新版が発売になりました。小説ムーミン誕生80周年を記念した新版です。この機会にあらためて記事をお届けいたします。ムーミンの生みの親・トーベ・ヤンソンが描いた、ムーミントロールと仲間たちの物語をお楽しみください。
『たのしいムーミン一家 [新版]』
著者:トーベ・ヤンソン/訳:山室静
出版社:講談社
春の朝、冬眠から目覚めたムーミントロールが最初に聞いたのはスナフキンの歌声でした。それもいちばんごきげんなときにうたう歌。一緒に山に登ると、ムーミンの家の煙突から青いけむりが立ち上っています。じつは、このとき見つけた黒い帽子が、みんなを不思議な出来事に巻き込んでいくのですが、まずはお腹もぺこぺこだもの、ムーミンママが支度するおいしい朝ごはんを食べましょう。
やがて季節は春から夏へ、ムーミン谷のみんなにも心踊るファンタジックな冒険が待ち受けています。
愛情深いムーミンママがこまごまとみんなの世話をするシーンも、ムーミン物語の楽しみのひとつです。ピクニックへ出かけるとき、荷づくりに大忙しのムーミンママ。毛布にフライパン、コーヒーわかしに食べ物をたくさん。あったかい服やテーブルかけもちゃんとバッグの中に入っています。この作品には、ムーミンパパ、ムーミンママ、ムーミントロール、それからスナフキン。ムーミン谷の住人たちにとっての幸せな時間が描かれています。
物語に魔法をかけられてうっとりとする。想像の翼をはためかせれば、どこまでも飛んでいける。ムーミンの物語はいつもそう思わせてくれます。本を閉じたあともその気持ちはずっと続いています。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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