この連載では、朝活コミュニティ「朝キャリ」のみなさんに、朝の時間の楽しみ方や、朝活をして変わったこと、取り組んでいるチャレンジをご紹介いただきます!
おはようございます。朝キャリメンバーの小野通也です。 私は現在、カンボジアにあるインターナショナルスクールで学校長を務めています。
「人生は線ではなく円」で変わった人生観
約30年前、NHK「やさしいビジネス英語」(杉田敏氏)で聞いた「人生は線ではなく円」という考えが、私の人生観を大きく変えました。
- 大学教授が定年後にデザイナーへ
- 学校教師が俳優へ
と転身するアメリカの事例を知り、人生は一本道ではなく、円のように繰り返す。一周目の経験を終え、全く違う分野で新たなキャリアを築くことができるのだと。
振り返ると、今私は3週目の円を生きていると感じています。いままでの円を順番に紹介します。
1周目の円はエンジニアからスタート
私の1周目は、印刷会社のエンジニアとして仕事に没頭する日々でした。
バーコード、QRコード、RFIDといった自動認識技術の開発に携わり、常に新しい知識と技術の習得に追われていました。
当時は、目の前の仕事と家族との生活を守ることで精一杯で、2周目の人生など想像する余裕もありませんでした。しかし、日々の業務に真摯に取り組み、家族との時間を大切にすることが、私にとっての充実した1周目を築く礎となりました。
朝を味方に、「2周めの円」が動き出す
58歳からの「2周目の円」としてまず着手したのは、30代のころ10年間取り組んでいた英語学習の再開です。
朝の始業時間前を利用し、大手通信教育会社の大学入試英語添削者の仕事に挑戦。添削業務は自身の英語力向上だけでなく、教育という新たな分野に触れる貴重な機会となりました。
加えて、社会との接点を持ち続けるために、予備校運営の試験代行会社で試験監督のアルバイトも始めました。TOEICや英検など様々な試験の監督を担当することで、多様な世代の人々と交流し、社会の動きを肌で感じることができました。
3周めの円は63歳からの再出発
そして63歳を迎え、朝キャリのメンバーに加わりました。
私の「2周目」「3周目」の人生のスタートラインは朝にあります。1周目で培ったエンジニアとしての経験、そして朝から始めた英語学習の経験(2周目)、朝キャリでの出会い(3周目)は、私の新たな挑戦を支える大きな力となっています。
人生は一度きりではありません。そう信じる事によって、1周目の人生もより充実したものになると思います。

早起きで夢を叶えてアンコールワットの街へ!「日常を変えた」朝活習慣
小野通也さんプロフィール
1959年4月生まれ。2023年10月からカンボジア(シェムリアップ)にあるカンボジア人が経営するインターナショナルスクールに勤務。2025年1月から学校長となる。
小野さんのインスタグラム :@mic.hiyaono