おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。
この連載では、朝から元気になれる美味しいパン屋さんやカフェを紹介します!
東急田園都市線の三軒茶屋駅から徒歩2分のところにある「ぱんやのパングワン」。
数年前にリニューアルしたこともあり、ウッディーな外観で目に鮮やかな緑が心地良く、開放的でスタイリッシュな店構えなのですが、実はこちらのお店は4代、100年以上続く街のベーカリー。昔からのお客さんは、旧店名の「精養堂」と聞いた方が、あぁ!としっくりくるかも。
ちなみに、パングワンとはフランス語でペンギンという意味。4代目である現店長がペンギン好きというところから名付けたそうなのですが、店内のいたるところにペンギンを見つけることができます(笑)。
全てのパンに天然酵母を使用し、パンのサイズは小さいお子様でも食べやすいようにとあえて小さめに仕上げているそう。ラインナップは本当に幅広く、食事系から甘い系、すぐに食べることができる惣菜系も多いです。
クリームパンの「パングワン」
こちらのお店にきたからには絶対に食べて欲しい「パングワン」。もちろん看板商品で朝のオープン時から陳列されています。ペンギン型のクリームパンで、生地にはチョコレートが練りこまれているらしく、中にはカスタードクリーム入り。とにもかくにも可愛いくて食べるのがもったいないくらいです。あっ、もちろん美味しく頂きましたが(笑)。
人気ナンバー1「メロンパン」
人気ナンバー1のメロンパン。食べる前から甘い香りが鼻腔をくすぐり期待度が上がります。網目の焼きの濃いところがこれまた良いですよね。クッキー生地は気持ち薄め。それでいてざっくりした食感が心地良く、パン生地との一体感もあり、モソモソしていないところが良き。
「あんどうなつ」
こんな都会にありながら100円しないの?!と驚き思わずトレーにのせてしまった「あんどうなつ」(税込95円)。
地元に根差しているだけあり、小さい子供でも食べやすい一口サイズ。大人もちょっと小腹すいた時に満たされる、本当に丁度良い大きさ。奇をてらわず、昔懐かしい味わいで、さっくりした食感。砂糖がまぶされているのでもちろん甘いのだけれど、中に餡子も入っていて、それこそ暑い時期、ちょっとだけ糖分補給したい時にも頂きたい一品だなと。
イートイン席はないのですが、日陰になる場所に2人くらい腰掛けられるベンチがあるので、そちらで食べている方の姿も見かけましたよ。童心にかえり、可愛いペンギンパンを頬張ってみてはいかがでしょうか?
ぱんやのパングワン
住所:東京都世田谷区三軒茶屋1丁目36‐15
電話番号:03‐3421‐0615
営業時間:10:30~15:00
定休日:日曜日・月曜日
公式サイト:https://pingouin.tokyo/
※記事の内容は取材時の情報です。営業時間、定休日、商品等の最新情報はお店のホームページやSNSなどでご確認ください。★本連載は隔週金曜日でお届けしています。