冷たいドリンクの飲み過ぎによる胃腸の不調や、虫刺されによるかゆみなど、夏は薬を使う機会も多いかもしれません。必要なときすぐに取り出せるように、整理整頓できていますか?
今日は、家族みんなが使いやすい「薬の整理収納」のコツをご紹介します。
「お薬」片付けの基本ステップ
使いやすい薬収納にするために、まずは住まいコーディネーターのゆりんごさんが紹介する基本の片付けステップを実践しましょう。
【1】1カ所に集める
【2】期限をチェックする
【3】分類して収納する
薬をリビングのあちこちに置いているご家庭も多いのでは?まずは全ての薬を回収して一箇所に集めるところから始めましょう。
集めたら期限をチェック!飲み薬の場合、錠剤なら1年、粉薬なら1ヶ月が期限になるのだそう。塗り薬や貼り薬の場合は使用期限が箱に記載されているので確認してみてください。
期限が過ぎているものは潔く処分することで、副作用を防ぎ、管理しやすい収納になります。
確認ができたら種類ごとに分類しながら、一箇所に収納すればOK。専用の箱に入れておけば、定期的な見直しも楽チンになりますよ。
(参考:いざという時に役立つ!おうちの「おくすりスペース」整理収納法)
在庫管理しやすい収納のコツ
薬は家族みんなで使うもの。全員が収納場所を把握していないと「あの薬どこ?」と何度も聞かれる可能性がありますよね。
整理収納アドバイザーのみほさんによると、家族が場所を把握し、在庫管理しやすくするためには、LDK(リビング、ダイニング、キッチン)に収納するのがおすすめなのだとか。
その際「ワンアクション収納を心がける」「外箱から出して収納しておく」と、より分かりやすく在庫管理がしやすいです。
引き出しを開けたら、箱を開けたら、すぐに薬が手に取れるようにシンプルな収納にするのがコツ。説明書に使用期限を記載しておけば外箱いらずになります。お薬手帳を一緒に収納するのもおすすめです。
家族が集まる場所に置いておくと、いざというときも慌てませんよ!
(参考:家族に「あれどこいった?」と言われない!「リビング収納」のポイント5つ)
お薬の持ち歩きに便利なアイテム
常備薬を持ち歩くときに、皆さんはどのようなケースで収納していますか?
ピルケースを準備している、ポーチに入れているなど、さまざまな収納方法があると思いますが、ゆりんごさんがおすすめしているのは「カードホルダー」です。
100円ショップなどでも販売されているカードホルダーは、カードを収納するだけではなく、薬を入れるのにもぴったり!
ポケットごとに常備薬を入れるだけではなく、病院の診察券も一緒に収納できます。また、絆創膏も折れずに入れられるので、持ち歩き用の救急セットが簡単に作れるんです。
見開きで何がどこに入っているのかがすぐに分かるのも嬉しいポイント。持ち歩き用の薬がキレイに収納できない方はぜひ試してみてください。
(参考:カードを収納する以外にも使える!「カードホルダー」活用法5つ)
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「薬の整理収納」のヒントをご紹介しました。いざというときにすぐ取り出せるよう、週末に見直しをしてみませんか?