朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『プレゼントでできている』。
お笑い芸人で漫画家の矢部太郎さんの新作コミックエッセイです。忙しい毎日にちょっと疲れたときにオススメの一冊をぜひどうぞ。
『プレゼントでできている』
著者:矢部太郎
出版社:新潮社
矢部さんはいろいろな人からプレゼントをもらう。たとえばある日、「うちの庭の柿よかったら」と季節を感じるくだものをいただいた。家に帰ってさっそく食べてみると、全部渋くて驚いてしまった矢部さん。それでもあきらめずにネットで調べ甘くなる方法を試してみると……。思いがけないプレゼントから矢部さんの世界が広がっていきました。
芸人の先輩がくれた手鏡、お母さんの手織りの布のプレゼント、大家さんが冬至の日にくれた柚子半ぶん。「もらった瞬間もらったものはものじゃなくなるような気がします」「もらった瞬間もらったものはお金で買えないものになる気がします」。
自分が大切にしているもの、心のなかに大事にしまっている言葉。誰かがくれた贈り物を手にとったり思い出す度にやさしい気持ちに包まれる。自分は贈り物に守られているのかもしれない。そんなことに気づかせてくれる一冊です。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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