寒さによる血行不良や、長時間のデスクワーク、塩分やアルコールの摂りすぎ…など、さまざまな要因でおこる体の「むくみ」。
不快なむくみは身体や顔だけでなく、お腹(腸)にも起こると言われていますよ。快適に暮らすために、むくみをできるだけ防ぎたいですよね・
この記事では、美容家さんや腸のプロの聞いた「〇〇むくみ」改善のヒントをご紹介します。
「下半身」むくみはほぐして解消!
脳腸セラピストの桜華純子さんがおすすめする、下半身のむくみケアを3つご紹介します。
まずは寝たままでもできる「股関節まわし」です。股関節の詰まりが改善されると血行が良くなるそう!
【股関節まわしのやり方】
(1) 仰向けの体勢になり右膝を立てます
(2) 膝で円を描くように脚の付け根(股関節の部分)を10回ゆっくり外回しします
その後内回しも10回行います。左脚も同様に行ってくださいね。
他には、ゴルフボールを使っての「足裏ほぐし」もおすすめ。
立ったまま片方の足裏で、ゴルフボールを30秒ほど痛気持ちいいと思うぐらいの圧でコロコロと転がすだけ!お手軽にむくみケアができますよ。
最後は「下腹部の冷え対策」です。
冷えが蓄積されてしまうと下半身のむくみだけではなく、婦人系の不調にもつながってしまうそう。腹巻きを使う、冷たいものやカフェインの入っている飲み物は飲みすぎないようにしましょう。
(参考:悩める「むくみ」にさよなら!スッキリ美脚になる簡単ケア3つ)
マッサージで「顔」むくみをケア
塩分の摂りすぎや睡眠不足などでむくみがちな「顔」。シャキッとした顔にするために、美容家の寒川あゆみさんが紹介するマッサージを取り入れてみませんか?
クレンジング、洗顔、化粧水でお肌を整えたら、マッサージオイルを使ってケアをしていきます。
1) オイルを顔に広げ、指の関節と面を使いながら噛み合わせまわりのコリを約30秒ほぐす
2) 口角を上げて、人差し指の面をほうれい線とマリオネットラインに沿わせる
3) 口角から噛み合わせ部分をほぐしながら耳の付け根に向かって、小鼻から頬骨をとおり、こめかみに向かってそれぞれ10回ずつ。シワをアイロンで伸ばすようなイメージでゆっくりとリフトアップする
4) 耳たぶの下にある耳下腺に親指を置き、耳の付け根から真上の生え際に向かってゆっくり10回流す
残ったオイルはティッシュオフし、最後はシートマスク、乳液、クリームでフタをしたら完了です。
老廃物が流れ、しっとりとしたお肌になれますよ♪
(参考:マスクで隠れてるから…油断してない?「顔のたるみ・むくみ」マッサージ法)
便秘改善!「腸」むくみを防ぐコツ
むくみと聞くと手足や顔をイメージしますが、実は腸(腸管)などの内臓もむくむらしいです。
食事や運動、睡眠の乱れ、ストレスなどで水分バランスが崩れると、血流が悪くなるため腸管の巡りが滞ってしまうのだとか。
余分な水分が細胞間に溜まる=むくみになるそうで、手足や顔がむくんでいる場合、同じように腸もむくんでいることが考えられると言います。
腸がむくむと便秘や冷え、肥満、肌荒れなどが起こりやすくなってしまうため、日頃からのケアが必須!
桜華さんによると、腸むくみを防ぐためには、胃腸に負担がかかる早食いや大食いは避けるのがベター。腹八分目を心がけるのがおすすめだそう。
また、冷えを防ぐために冷たいものではなく温かいものを飲む、消化がよく食物繊維が豊富な食材を積極的に食べるなども、腸むくみの予防につながります。
トイレは我慢せずに、腸の「ぜんどう運動」が活発になる生活を意識してくださいね。
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「〇〇むくみ」改善のヒントをご紹介しました。
むくみがケアできていると、見た目もスッキリします。毎日のケアを見直してみませんか?