朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『おいしいアンソロジー お弁当』。
以前、カフェボンボンでご紹介した本が文庫本になっています。内田百間、江國香織、角田光代、沢村貞子、椎名誠、林真理子らによる44篇。お弁当をテーマにした心にしみるエッセイ集です。読書の秋にぴったりの一冊をどうぞ。
『おいしいアンソロジー お弁当~ふたをあける楽しみ。』
出版社:大和書房
高校生の林真理子さんは、早弁をする運動部の男子に憧れた。箸の動きと共に揺れる大きな肩、その食べっぷりのよさ。わざと蓮っ葉に「あなたのお弁当いつもおいしそうだね」と話しかけてみたけれど……。
川本三郎さんは中学生の頃、母の作ってくれた弁当を学校の屋上で味わった。目の前には建設中の東京タワーが見えたという。
立原えりかさんの思い出のお弁当は、母のいなりずし。運動会の前日、早朝から油揚げを煮ていたお母さん。台所の窓にはてるてる坊主がゆれていました。
日の丸弁当、かつぶし弁当、のり弁、炊き出しのおにぎり。時代によって、お弁当の中身は変わる。でも心を込めて作ってくれる人の手はいつもあたたかい。味のしみ込んだお弁当のように味わい深い一冊をぜひ。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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