片づけのプロが伝授!「ものの処分に迷うとき」の向き合い方

 

おはようございます!整理収納アドバイザーのサチです。

片づけのプロとして活動していると、「捨てるのが得意でしょ?」とよく言われますが、捨てるまでの判断スピードははやくても、捨てるときは必ずと言っていいほど迷います。

では、その迷いを断ち切って、どのような心構えで、ものを処分してきたのか?

今回は、捨てるべきか置いておくべきか、処分に迷うときの「ものとの向き合い方」について、体験談ともにお伝えします。

今年処分した、どこの家にでもある「もの」とは?

2023年、わが家ではどこの家にでもある「あるもの」を処分しました。

お部屋の隅

それは、リビングダイニングのゴミ箱です。

ご覧の通り、ダイニングテーブル横の一角に置かれているゴミ箱は、決して邪魔な存在ではありません。

邪魔ではないけれど、ゴミ箱の個数分、溜まったゴミを回収する作業が必要になります。私はその作業を減らしたかったのです。

減らしたらラクになるとわかっていても、なかなか処分に踏み切れないのには理由がありました。

【1】「もし必要になったら…」と不安なときは

ゴミ箱

処分するのは簡単ですが、「やっぱり必要になったらどうしよう?」という不安な気持ちが処分させてくれません。

そんなときは、代替案を確保しておくのがおすすめです。

わが家の場合だと、キッチンに大きなゴミ箱があり、リビングからもダイニングからもアクセスのよい場所でもありました。数歩でこのゴミ箱にたどり着けるので、ダイニング横のゴミ箱を処分しても、ゴミを捨てる手間はそれほど増えないと考えられました。

その代替案の通り、ダイニングのゴミ箱を処分したあとも、家族は自然とキッチンのゴミ箱へ向かっていました。

ダイニング横にゴミ箱があったから使っていただけ…だったのかもしれませんね。

【2】「高かったから」踏み切れないときは

ゴミ箱

リビングダイニング用のゴミ箱の処分を考えたとき、購入時の価格も処分に迷う一因になっていました。

「高かったから」と思うと、もったいなくて処分できないものですよね。

そこで私は

「もし、何らかの理由でこのゴミ箱を失ったとき、また同じものを購入するのか?」

と自分に問いかけてみました。

すると、答えはNO。

「このゴミ箱でなくてもいい」と思えたとき、価格という価値はちっぽけなものに見えてきたのです。

処分に迷うときは、この自分への問いかけはとても効果的です!

【3】手放して後悔しないか心配なときは

ゴミ箱がなくなった部屋のすみ

ものの処分を迷うとき、漠然と「後悔するかもしれない」と心配になってしまいますよね。

まだ見もしない未来を心配してしまうときは、処分したあとのメリットをしっかりと挙げておくことをおすすめします。

このゴミ箱を処分するメリットは、以下の3つでした。

  • ゴミ回収時の手間が減る
  • ゴミ箱自体のメンテナンス(汚れ落としなど)が不要になる
  • 床置きのものが減る分、掃除が楽になる

こうしてメリットを挙げていけば、処分したあとの暮らしの心配が希望に変わりますよ!

まとめ

ものの処分に迷うときの向き合い方について紹介しましたが、いかがだったでしょうか?

やみくもに処分するのはおすすめしませんが、きちんと考えて、確実に未来がよくなるための処分なら、もっともっと積極的になってほしい!と片づけのプロとして強く思います。

納得のいく処分をすすめて、本当に暮らしに必要なもの、自分と家族を心地よくさせるものたちばかりの空間にしていきましょう!

いつもご訪問いただきありがとうございます。片づけやすい環境づくりのことなど、Instagram(@iebiyori)のコメントでも質問をどうぞ!

☆この連載は【隔週金曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!

 

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整理収納アドバイザーサチさんによる、1日を快適に過ごすための片づけレッスン♪
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整理収納アドバイザー サチ

3人の子どもを育てながら鹿児島から発信する片づけのプロ。個人宅での整理収納コンサルティングの他、セミナー講師、コラムニストとして活動中。

現場、セミナー、web上など、さまざまなフィールドから、もっと暮らしを整えたい方へ向けて、サポート&発信しています。ワニブックスより『片づけ日和』『50点家事 – めまぐるしい毎日でも暮らしが回る –』を出版。

blog : IEbiyori
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