おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。
今回のテーマは、“足の血流改善”。
冬は体が冷えて、血流が滞りやすい季節。特に心臓から遠い足は、血流が悪くなりがちです。「靴下を履いても、温まらない」「まるで氷水にでも浸かっているかのように、足が冷たい」と感じることもあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、足を深くからめるストレッチ。
「足を深くからめるストレッチ」の期待できる効果
●足を深くからめることで、股関節の柔軟性を高める
→股関節の周辺には、太い動脈・静脈、リンパが流れているため、ストレッチによって下半身の血流改善が期待できる
●第二の心臓・ふくらはぎの筋肉を刺激することができる
→下半身の血液を心臓に戻す“ポンプの働き”を持つふくらはぎの筋肉を刺激するため、血流が促されて、冷えの改善に期待できる
それでは早速、ストレッチをおこなっていきましょう!
足を深くからめて「血流改善ストレッチ」のやり方
1)ひざを立てて座る。両手を体のうしろについて上体を倒す。
※ 手は、お尻から手のひら1.5~2枚分ほど離したあたりにつきます。頭頂から尾骨までを斜め一直線にして、背中が丸まらないようにしましょう。
2)左足を床から持ち上げて、右足の上に乗せる。
※ お腹が苦しいと感じる場合は、足の位置を少し遠くして調節しましょう。
3)左のつま先を、右のふくらはぎの内側に引っかけるようにして、左足を右足にからめる。
※ 骨盤がずれないように、正面に向けて足をからめます。姿勢がツラい場合は、左のつま先を右のふくらはぎの外側に添えるところからスタート。ポイントは左右の足を中央にギュッと引き寄せることです。
4) 3の姿勢で呼吸を5~10回ほど繰り返したら、反対側も同様におこないましょう。
余裕がある場合は、3の姿勢から「足を持ち上げる~下ろす」動きをゆっくりとおこなってみてもいいでしょう。
※ 左右の足を内側に押し合うようにしながら、10回を目安に上げ下げしましょう。
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椅子に座った状態でも、同様に足をからませることができるので、ツラい冷えにお悩みの方はぜひ試してみてくださいね。
それでは今日も、良い1日を!
☆この連載は<毎週金曜日>更新です。来週もどうぞお楽しみに!