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キレイな肌で朝を迎えたいなら、ぐっすり眠りましょう!

昔から寝る子は育つといわれていますが、これはあながち嘘ではありません。子供の頃は骨を伸ばし、筋肉を作る働きのある成長ホルモンが睡眠中にたくさん分泌されるため、しっかり育つ可能性は大いにあるのです(起きている間にも成長ホルモンは分泌されますが、活動しているために他のことに使われてしまう)。

“大人の自分にそんなことをいわれても、もう関係ないのでは?”と思われた方、10代の頃は夜更かししてもまったく平気だったのに、最近では寝不足をすると翌朝、目の下にクマが…。そんな経験ありませんか? 実は、成長ホルモンは肌の弾力を保ったり、脂肪の燃焼を促すといった働きも担っています。しかし、25歳を境に減少してしまうため、年齢が高くなるほど、生活状態が顔や体に出やすくなってくるのです。すっきりと若々しいボディとキレイな素肌を保ちたいなら、成長ホルモンの減少を食い止めるような生活を送ることが大切なのです。

ぷるぷる肌の秘訣は適度な運動と十分な眠り

では、年齢と共に減少してしまう成長ホルモンを、いかに効率よく分泌させるか。その方法はズバリ2つ。適度な運動と睡眠です。成長ホルモンは運動直後と睡眠中に多く分泌されるといわれ、とくに、就寝後1~2時間の間に訪れる深い睡りのときに多く分泌されるといわれています。このチャンスを逃さないよう、適度な運動と十分な眠りを心がけましょう。骨が弱くなれば骨粗しょう症にもなりやすくなるし、筋肉が減れば太りやすくもなります。睡眠不足、運動不足という方は、老けてしまわないよう、生活を改めたほうがよさそうです。しっかり眠る習慣を身につければ、翌朝は2~3歳若返ったような肌が実感できるかもしれません。

次回では、グッスリ眠るコツについて、お届けします!

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夕食には良質なタンパク質(アミノ酸)を摂りましょう!

運動と睡眠で分泌が促されるといわれる成長ホルモンですが、骨や筋肉、皮膚などの再生を促すためには、夕食にタンパク質(アミノ酸)やカルシウムを摂ることが必要。とくにアミノ酸は成長ホルモンの材料になるだけでなく、筋肉や皮膚の材料にもなるので、お肉や魚、豆、卵などをバランスよく摂ること。また、タンパク質の代謝吸収を促すため、ビタミン類も一緒に摂るようにしましょう。

 

 

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ぐっすり睡眠&スッキリお目覚めのツボ[連載終了・全70回]

睡眠改善インストラクターによる快眠&めざめのヒント[連載終了・全70回]
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睡眠改善シニアインストラクター 竹内由美

日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクター。日本産業カウンセラー協会認定・産業カウンセラー。
米国Mary Baldwin College心理学科卒業。フリーの編集ライターとして美容や健康などに関する記事に携わり、その経験から睡眠やメンタルヘルスの重要性に気付き、上記の資格を取得。忙しい現代人にこそ良質な睡眠が大切だと、雑誌や講演活動などを通して睡眠について伝えている。
著書には「眠りダイエット」(文芸社)がある。

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