おはようございます!整理収納アドバイザーのサチです。
私が講師を務める整理収納講座でよくいただくご質問の1つが
「子どもの衣類ってどのくらいあればいい?」
というもの。
スッキリ暮らすために、片づけをラクにするために、多すぎる子ども服は減らした方がよいのはわかっているけれど…具体的にどのくらいの数があればよいのかな?と、迷われている方が多いようです。
今回は、片づけのプロとして、そして小学生、中学生、高校生を育児している母として、「子どもの衣類の数」にフォーカスをあてて、その適正枚数について解説します。
子ども服の必要枚数の求め方
子ども服といっても、年齢や暮らし方、洗濯のやり方、制服の有無などによって変わってくるため、一概に「〇〇枚ですよ」とは決められません。
今回は、下記の4つの項目に沿って、子ども服の数を決めていきましょう!
【1】衣類の基本枚数
1日1着(上下2着)とすると、1週間で14着。
この計算のとおり、まずは、14着が衣類の基本枚数です。
この基本の14着に、暮らし方や洗濯方法などを考慮しつつ必要衣類数を計上していきます。
【2】洗濯物は干すか、乾燥機で乾かすか
【1】の衣類の基本枚数(14枚)に、洗濯物の乾かし方を考慮して、必要枚数を計上していきます。
毎回洗濯物を干すなら、基本枚数+2セット(上下4着)で14+4=18着
乾燥機を使用するなら、基本枚数+0セット(上下0着)で14+0=14着
乾燥機を使うのなら、天候や湿度の影響で乾燥が遅れることがないため、衣類は少なめでもOKという判断です。
【3】子どもの年齢は?
【2】の必要枚数に、次は、子どもの年齢に応じた枚数を計上していきます。
子どもが小さいうちは、食事や外遊びで汚してしまうことがあるため、着替えの可能性を加味しなければなりません。
子どもが3歳までなら、【2】の枚数+5セット(上下10着)で【2】+10着
子どもが4歳~7歳なら、【2】の枚数+3セット(上下6着)で【2】+6着
【4】制服はあるか
小中学校でも幼稚園や保育園でも、制服の有無で衣類の必要枚数が変わります。
制服があると毎日のコーディネートが固定化されるため、私服は必要最低限でも十分に暮らしていけます。
制服登校なら、【3】の枚数-1セット(上下2着)で【3】-2着(制服の分をマイナス)
私服登校なら、【3】の枚数+2セット(上下+4着)で【3】+4着
4つの計上ポイントを挙げたところで、わが家の次男(10歳男子)の衣類必要枚数を、上記の計上ポイントで算出してみます。
まずわが家は乾燥機は使わないため
14(基本枚数)+4=18着
年齢は10歳なので
18+0=18着
制服があるため
18ー2=16着
わが家の次男(10歳男子)の衣類の必要枚数は、春夏服で16着ということになりました!
ちなみに、実際に次男の春夏の衣類を数えてみると、制服も含めて16着でした。
まとめ
子どもの衣類の数についての計上パターンをご説明しましたが、いかがでしょうか?
今回は春夏服で計上していきましたが、秋冬服も同じようにカウントできると思います。
わが家の次男の場合、春夏服で制服も含めて16着がクローゼットに掛かっていますが、これまで一度も不足感を感じたことはありませんよ。
子どもの衣類の数に悩まれている方、ぜひ上記の計上パターンに沿って必要枚数を算出し、今後の衣類整理の目安にされてみてくださいね。
適正値がわかれば、あとはそれを目指して処分や入れ替えをし、しっかりと整理していくだけ。衣類の数を適正にすれば、片付けもラクになりますよ。
☆この連載は【隔週金曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!