毎週金曜日更新!通訳者・翻訳者をネットワークする「テンナイン・コミュニケーション」とのコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」。今話題のニュースに関する英語表現、英語や海外に関するトピックをご紹介します♪
どっちも“教えて”でしょ!?英語「Tell me」と「Teach me」の違い
突然ですが、相手のメールアドレスを知りたいとき、日本語では「メールアドレスを教えてください。」と言いますよね。これを、英語ではどう言うかご存じですか?
正解は
Tell me your email address.(=メールアドレスを教えてください)
です。
「教える」=「teach」だからと、“Teach me your email.” と考えた方はいませんか?実はこれは間違いなんです。今日は同じく「教えて」という意味を持つ “Tell me” と “Teach me” の違いを説明します。
学問や専門知識を教えて欲しい時は “Teach me”
まず “Teach” は学問や専門的な知識、スポーツなどを教える時に使います。
例)
He teaches English at a high school.(=彼は高校で英語を教えています)
She taught her friends how to put on makeup.(=彼女は友人に化粧の仕方を教えた) ※“taught” は “teach” の過去形
情報を教えて欲しい時は “Tell me”
一方 “Tell” は「情報を教える時」に使います。
例)
Can you tell me your email address?(=メールアドレスを教えて)
Could you tell me how to get to A station?(=A駅までの行き方を教えて頂けませんか?)
She told him what happened at the meeting.(=彼女は彼に会議で何があったのかを教えた)
メールアドレスは学問や専門的な内容ではなく「情報」なので、 “Teach” ではなく “Tell” を使うのが正解です。
英語で「教えて」と言いたいときは、この “Tell” と “Teach” の違いを思い出してくださいね!
(記事協力:テンナイン・コミュニケーション)