4万人以上のカウンセリング、メイクアップを担当する中で「日本女性を美しく見せるメイク術」を確立!自然体な大人メイクを伝導しているメイクセラピスト荻野愛子さんによる連載「史上最高にキレイになる♪朝の美人メイクメソッド」では、朝のメイクで美人になるヒントを毎週ご紹介します♪
おはようございます。メイクセラピストの荻野愛子です。
メイクをした日は必ず行うクレンジング。手持ちのアイテムを使って、何気なく行っている方が多いと思います。
実はこのクレンジングこそ、毎日のスキンケアで「美肌になれるかどうか」の明暗を分ける重要なポイントなんです!
今回は、いつもの洗い方にひと手間加えるだけで美肌を育める「クレンジングの基本」をご紹介します。
ひと手間加えるだけで簡単!美肌をつくる「クレンジング」の基本
クレンジングはなぜ大切?
私自身、以前は仕事が忙しく帰宅したらクタクタ。簡単なクレンジングしかできなかったり、さらにはメイクを落とさずに寝てしまうこともありました。
そんなときは、目覚めた時に肌にかゆみを感じたり、ぴりぴりと乾燥していたりして、朝からショック。「昨日クレンジングすればよかった…」と後悔から始まる朝はつらいものです。私と同じ経験をしたことがある方も、きっと多いと思います。
クレンジングをさぼった後に肌の調子が悪くなるのは、肌の上に残ったメイクだけが原因ではありません。
ご存じのように、空気中には見えないホコリや花粉がたくさん飛んでいます。マスクをつけることでデリケートになった肌についたホコリや花粉がをそのままにしておくと、肌荒れがどんどん進行してしまうのです。
そう、やはりクレンジングは、美肌づくりの1番最初のステップ。
毎日しっかりクレンジングをすること、そして、方法を少し工夫するだけで、後から使うスキンケア成分の浸透が良くなり、肌のコンディションが好転します。
「最近なぜか肌の調子がイマイチ…」
「ニキビがいつも同じ場所にできてしまう」
など、肌の変化を感じている方は、ぜひクレンジングの基本を見直してみてください。
1番のポイントは「乳化」のひと手間
クレンジングの基本とポイントを順番でご紹介します。
【1】手を洗う
意外と忘れてしまいがちなのが、クレンジング前の手洗い。
目には見えない細かいホコリや菌が顔の肌につかないように、クレンジング前に一度手をクリーンな状態にしましょう。
【2】ポイントメイクリムーバーで目元、口元をオフする
マスカラやアイシャドウのパールなどをクレンジング剤でそのまま顔全体に広げてしまうと、場合によっては肌を傷つけてしまう可能性があります。
ポイントメイクリムーバーで、眉、アイシャドウ、マスカラ、口元の4点は丁寧にオフしましょう。
【3】クレンジング剤を優しくなじませる
次に、手のひら全体を使って、優しくクレンジング剤をなじませていきます。指と肌の温度でクレンジング剤のすべりが良くなってきたら、メイクが落ちた合図です。
【4】しっかり「乳化」させる
少量の水を手のひらにとり、クレンジング剤をなじませるのと同じように、お顔全体にくるくると広げていきます。
オイル、ジェル、クリームなど、どのタイプのクレンジング剤を使用するにしても、共通で重要となるポイントがこの
「すすぎの前に必ず乳化させる」
ということです。
乳化とは、本来交じり合わない性質の液体(水と油)をよく混ざり合った状態にすること。乳化させることによってクレンジング剤と水がなじみやすくなり、すすぎ残しがなくしっかりメイクを落とせます。
一般的にはオイルクレンジングの時のみ乳化させると良いと言われていますが、油分が含まれるクリームクレンジングやジェルタイプを使用した時も、すすぎの前の「乳化」のひと手間でかなりすすぎがスムーズになります。
しかも肌への負担を少なくする効果もあるので、とてもおすすめです。
クレンジング剤をなじませた後、いきなりすすぎをしている方も多いと思いますが、ぜひこの乳化のひと手間を試してみてください。
【5】しっかりすすぐ
すすぎはもちろん、しっかりと。
クレンジングを肌になじませた時間の倍くらいの時間を使って、クレンジング剤が肌に残らないようにすすぎをしていきます。
【6】タオルで優しく水気をふきとる
タオルでは肌をこすらずに、軽く押し当てるようにしながら水気をふき取っていきます。ゴシゴシふくと摩擦が起き、肌に大きな負担がかかってしまいます。
これで美肌への6ステップのクレンジングが完了です!
まとめ
毎日行うクレンジングだからこそ、一日頑張った肌を優しくいたわる気持ちで行いましょう。ポイントメイクを優しくコットンでオフしたり、すすぎ前の『乳化』のひと手間が、毎日のスキンケアでコツコツ美肌を作り上げるためのコツです。
みるみるお肌の変化を実感できるかもしれない、基本のクレンジング法。是非今晩から実践してみてくださいね!
☆この連載は<日曜日>に更新します。次回もどうぞお楽しみに…!