南アフリカからおはようございます!こちらは少しずつ秋が近づいてきました。(南半球なので日本とは逆の気候です)
今回は「家庭料理のお話。」
南アフリカはお肉はどれもと〜っても美味しく、塊のお肉がお魚よりも手頃な価格で手に入るので、日常の食事はお肉料理が中心になりがちです。そして、手に入る種類や品種は日本とは異なりますが、思いの外お野菜が瑞々しく美味しいという発見もありました。
なので私は、現地の美味しい食材を組み合わせ、調理法を工夫して、シンプルで身体に優しいお料理を作ることも心がけてます。
先日、お肉の旨みを生かして、手に入りやすい食材で、かつ冷蔵庫に余りがちな食材を使って、シンプルなデトックススープを作ったところ、家族に大好評でしたので、今日は一つレシピを紹介しますね。
「チキンローストのさっぱりレモンスープ」
①テフロンのフライパンで油を引かずに、塩で下味をつけた骨つき鶏肉を皮目から焼き色がつくまで両面焼きます。(お肉の香ばしさを出し、旨みを閉じ込めます)
②お鍋にお水とお肉を入れて煮込みます。その間に、同じフライパンで5cm程度の長さに切ったセロリ(葉も捨てずに一緒に)、スライスした玉ねぎ、包丁の背で潰したにんにくを少量のオリーブオイルで透明になるまでしっかりと炒めます。
③お鍋に野菜を投入し、中弱火でじっくりとお肉がやわらかくなるまで1時間ほど煮込みます。(煮込むほどお肉はとろりとします)
④塩・黒胡椒でお好みの味に整え、少量の出汁醤油を加えて仕上げます。
⑤器に盛り付け、食べる直前にレモン汁をたっぷりと絞ってカットレモンをさらに添えて召し上がれ。(お好みでパルメザンチーズやドライトマトを入れても美味しいですよ!)
簡単で顆粒コンソメいらずの美味しいスープの出来上がり。(お鍋いっぱいに大量に作って、日毎に余っている野菜なんかを追加していくのも味に変化が出てオススメですし、余ったらこのスープでご飯を炊くとピラフにもなっていいですね。)
今回使った玉ねぎとセロリはデトックス効果が高く、季節の変わり目には風邪予防にもなります。特にセロリはカリウムやビタミン・食物繊維も豊富で、便通改善の効果もあります。そして、レモンとセロリの香りが不安や緊張などをほぐしてくれ、夜に食べると不眠改善、朝に食べると体も温まり活動しやすいので良いことづくめです。
体調に合わせて、手軽に入る美味しい食材でシンプルな調味料で作るお料理こそ、基本。
冷蔵庫も体の内側もスッキリするって、本当に気持ちが良い!!
海外に移住したことで、より環境に合わせて自分で生活を工夫して楽しむことの大切さを、日常の料理からも学ぶことができます。
そして、現地の人に美味しいと言ってもらえることが何より嬉しい瞬間だったりします。
南アフリカでは和食と言えば「寿司」というイメージがとても強く、和食はまだまだ知られていません。こちらでも手に入りやすい日本の調味料を使って、「和食」のテイストを組み合わせたレシピを増やして、お料理の楽しさや健康で美味しい家庭料理を現地の人々に広めていきたいなあと思っています。
そんなこんなで、これから、こちらでは朝食べて元気になるようなレシピを少しずつ紹介していきますね。
それでは、今日も心身の調子に合わせた食事をして、心も体も元気にいきましょう!
Mai