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『悪意の波紋』仏ミステリ界の新星が放つ話題作

 

今日のカフェボンボンは、新刊文庫『悪意の波紋』

日本初紹介となる推理作家の話題作。超ユニークでオフビートな味わいのフレンチ・ミステリです。

20150330

悪意の波紋
著者:エルヴェ・コメール/訳:山内羊子
出版社:集英社

事件の発端は、1971年に起きた100万ドル強奪事件。アメリカ人富豪の大邸宅に5人組が押し入った。39年後、賊の1人だった老人ジャックの元に、1枚の古い写真が郵送されてくる。

“過去が俺の喉に飛びかかる。一巻の終わりか?”

強奪事件の犯行グループ、マイアミの大富豪、事件を追う女性記者、レストランのウエイター。登場人物たちの運命をつなぐ見えない糸。その糸を操る者がいるのかいないのか。

ある出来事が誰かの人生に影響を与え、思いもかけない巡り合わせを引き起こす。それはまさに水面に広がる波模様。人生を狂わす連鎖、悪意の波紋が幾重にも輪を重ねてゆく。

予想を次々と裏切る展開がたまらなく刺激的です。今年の面白ミステリトップ3に決めちゃいたいくらい。ちょっと気が早いけど!

Love, まっこリ〜ナ

 

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Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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