今日のカフェボンボンの本棚は、コミックによる文学入門。
名作の数々があっとい間に読めて、作品のエッセンスがわかっちゃいます!
『有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。』
著者:ドリヤス工場
出版社:リイド社
収録作品のラインナップが平凡じゃない。太宰治「人間失格」芥川龍之介「羅生門」宮沢賢治「注文の多い料理店」フランツ・カフカ「変身」アンデルセン「雪の女王」夢野久作「ドグラ・マグラ」……。
古今東西さまざまなジャンルが入り混じる。それもアクが強い作品ばかり。アウトローな主人公を描いたダークな小説には、水木しげるタッチの作風がよく似合う。得体のしれないストーリに引き込まれ、最後は煙に巻かれてしまう。
前に読んだことがある作品も、新たにイメージが喚起されて、また原作を読みたくなります。梶井基次郎の「檸檬」もそんな作品のひとつ。男が丸善に残したレモン。画集の上で黄金色の輝きを放つレモンに出会わずにはいられなくなる。
Love, まっこリ〜ナ
*朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』連載一覧はこちらです。
https://asajikan.jp/topics/cafebonbon/
朝読書のすすめ『まっこリ~ナのCafe BonBon』はこちら>>