「花と緑の本」の第2弾は、アメリカの詩人による庭仕事の本。
庭は木や草花、生き物の命が輝く小宇宙。自然のエネルギーの強さと癒しに満ちた、美しい世界が広がっています。
『庭仕事の喜び』
著者:ダイアン・アッカーマン/訳:古草秀子
出版社:河出書房新社
早春の朝、美しい野生のシカが森から詩人の庭にやってきた。春を感じる一瞬の出来事です。ニューヨーク州にある広大な庭に植えられた木々や花、そこに集まる生き物たちの驚異の世界を、詩人ならでは繊細な感覚で感じとり、選び抜いた言葉で描き出す。
「庭は魂に安らぎを与えてくれる場所」という著者の言葉には心から同感。私も土をいじっているときは、無心でほとんど何も考えない。小さなたねが風に散らないようにそっと手にとって土にまく、植物が育つのを夢見る。
子どもたちと楽しむ草花の遊びにワクワクします。すごくやってみたい。夏の終わりに、野原で子どもたちにソックスで走らせて、それから、胞子やたねがついたままのソックスを思いがけない場所に埋める。春になったら、ソックスを埋めた場所に野生の草花が咲き、小さな野原が出現する!!
詩人の庭の「朝時間」は、ハチドリがフィーダーにやってくる朝。
ガーデニングへの興味や草花が好き。そんなとっかかりからこの本を読み始めたとしても、自然にまつわるエピソードや歴史から世界がどんどん広がっていきます。
Love, まっこリ〜ナ
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