おはようございます。
今日は久しぶりに映画の話題です。
最近ドキュメンタリー映画を観ることが多いので、
一押しのドキュメンタリー映画を紹介させていただきます。
2011年のカンヌ国際映画祭〈ある視点〉部門 最優秀作品賞受賞の
「アリラン」です。
世界的映画監督のキム・ギドクが、自分撮りしたドキュメンタリーです。
このコンセプトも面白いですが、
映画監督がドキュメンタリー撮影しただけあって、
美的センスが光りますし、撮影テクニックが駆使され、
でこぼこしたストーリー性に釘づけになります。
内容と言ったら、世界的に超有名な監督もこんなことで悩むのか……と
観ている方は微笑ましくなるものなのです。
映画のお仕事をなさっているお客様に聞いたところによると、
キム・ギドク監督は、どうやら自分大好きであるらしく、
よく自分撮りしているのだそうです。
個人的にとても気に入ってしまいました。
それにしても、「アリラン」の中では、
山奥で自給自足生活をやってみたくなるほど、
孤独感が魅力的に映し出されています。
白いご飯が炊きあがって頬張る様子、
ぼこぼこお湯を沸かしている音。
監督の心とは裏腹に力強い生命力を感じます。
機会があったらぜひ観てみてくださいね。
本日も寒さに負けず、温かくしてお過ごしくださいね。