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驚くほど美味!節水も時短もかなう「枝豆」茹で方とおすすめ2レシピ

 

おはようございます。野菜料理家 やのくにこです。

今日は、ビールのおつまみ、食事の箸休め、そしておやつにもなる「枝豆」について、おいしい茹で方とレシピをご紹介します。

夏を感じる旬野菜「枝豆」

枝豆

「枝豆」を食べると、「夏が来た!」と感じます。ビールにもご飯にも合う、夏の旬野菜ですね。

枝豆は大豆の未熟果で、枝豆を収穫せずにそのまま畑で育てていると大豆になります。現代は枝豆専用の品種も多く、鞘や粒の大きさや実の色、産毛の色や食感や甘さ、収穫時期などなんと400種類以上あると言われています。

私のお気に入りは「湯あがり娘」という品種。甘くてほくほくしっとりした食感がたまらく好きです。

枝豆の栄養

枝豆にはたんぱく質が多く含まれ、筋肉や骨を作ったりホルモンや酵素を体内で生成する重要な役割を果たします。美肌や美容にもよいとされる枝豆。イソフラボンが含まれ、肌のハリや艶、しわやたるみを改善する働きがあると言われています。

アルコールを分解するメチオニンを含み二日酔いにもお勧めです。疲労回復のビタミンB1も含まれ夏バテ予防にも効果が期待されています。そのほかに、むくみや高血圧予防など、旬の時期に食べたい栄養素たっぷりの野菜です。

枝豆をおいしく食べるには?

枝豆の鮮度は落ちやすく「湯を沸かしてから、畑に取りに行け」と言われるほど、取りたての枝豆の甘さや瑞々しさは格別です。収穫したり買ったりしたら、すぐに茹でて保存しておきましょう。

枝豆は、たっぷりのお湯を沸かし、塩を加え、よく洗ってからお好みの硬さに茹でます。

お湯を沸かすのが億劫になる暑い時期は、次にご紹介する、時短で節水しながら茹でる方法を試してみてください。

節水×時短!暑い日でも簡単「枝豆」の茹で方

枝豆

茹で方

1) 枝豆を枝からハサミで切り落とし、ボウルに入れて水を少し加え、枝豆同士がこすれるように洗う。産毛がとれるので、水を変えながら3回程度しっかり洗う。

2) 枝豆をフライパンに入れて平らにならし、枝豆が半分程度隠れるくらい水を加える。蓋をして中火で加熱し、ふつふつ沸いて、2、3個鞘が割れてくるまで茹でる。1つ食べてみて、好みの硬さになったら火を止めてザルに上げる。

※味見するときは、やけどに気をつけてください。

3) ボウルに枝豆を入れ、塩をふりかけ混ぜて馴染ませる。

ポイント

  • 少量の水から茹でると温度が早く上がるので、沸騰した湯に入れるのと同じように茹でられます。
  • 蓋をして蒸すように茹でるのがコツ。茹で上がった頃、ちょうど水がなくなるくらい節水できます。
  • 3分程度で茹で上がるので時短にもなり、旨味がお湯に溶けだしにくいので枝豆も甘く仕上がります。
  • 出来上がりに塩をふるので、枝豆の甘さも引き立ち、塩も節約できます。

続いては、茹でた枝豆を具に使った、夏らしい炒飯の作り方をご紹介します。

夏のブランチに食べたい「海老と枝豆のしっとり炒飯」

海老と枝豆のしっとり炒飯

材料(2人分)

 

  • えび 100g
  • 枝豆(茹でてさやから出したもの) 40g
  • トウモロコシ(そぎ切りしたもの) 40g
  • 青じそ 5枚
  • 青ネギ 2本
  • 卵 2個
  • 炊き立てご飯 1/2合
  • 片栗粉 小さじ1
  • お酒 大さじ1
  • 米油 大さじ1
  • (A)だし醤油 大さじ1
  • (A)オイスターソース大さじ1

 

作り方

1) えびの殻と背ワタを取り、水で洗ってから4等分に切る。ボウルに入れ片栗粉と酒を加えもみ洗いする。

※この下処理で、エビの臭みが取れてぷりぷりになります

2) 卵を溶き、青ネギは小口切りにする。青じそはみじん切りに。

3) フライパンに米油を入れて中火で熱し、えびを加えて炒める。えびの色が変わったらトウモロコシと枝豆を加えて炒める。

4) 溶き卵を入れ、卵の上にご飯を入れて混ぜ合わせる。(A)を加え混ぜたら、青ネギと青じそを加えて混ぜる。

しっとりおいしい、夏のブランチに食べたい炒飯に仕上がります。

そして、枝豆は、デザートに使うのもおすすめです。

さわやかな和スイーツ「枝豆とブルーベリーの黒蜜寒天」

枝豆とブルーベリーの黒蜜寒天

材料(4人分)

  • 寒天パウダー 2g
  • 水 300ml
  • 黒蜜 大さじ2
  • 茹でた枝豆 40粒程度
  • ブルーベリー 40粒程度

作り方

1) 分量の水と寒天パウダーを小鍋で混ぜて中火で熱し、2分間ほど沸騰させて煮溶かす。バッドに流し入れて固め、ラップをして冷蔵庫で冷やす。1cm程度の切れ目を入れておく。

2) 枝豆とブルーベリーを器に入れ、(1)をスプーンですくって器に入れ、黒蜜をかける。

夏の朝にぴったりの、栄養満点で水分補給もできるデザートが出来上がります。

その他にも、「夏野菜と香味野菜の薬膳混ぜご飯」やチーズを使った「枝豆と卵の付け合わせ」など、いろいろ作れます。レシピはこちらから↓

https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12690268224.html

https://ameblo.jp/atelieryano/entry-12609069731.html

旬の短い枝豆を、おいしい夏にたくさん堪能しましょう!

次回は、枝豆同様においしい夏野菜である「オクラ」についてご紹介します。

☆この公式ブログは<毎週土曜日>に更新します。次回もお楽しみに!

 

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野菜料理家 やのくにこ

野菜不足解消の料理教室やテレビ、ラジオ、新聞、雑誌等で農家さんを取材し「食べて農家応援」の活動をしています。6次産業化プランナー(愛媛県)、地域活性化伝道師(内閣府)。

お腹がすいて目覚める朝は、自分の身体が健康だなと確認するバロメーターです。毎日を心地よくたくましく過ごすために、野菜たっぷりの美味しい朝ごはんやお休みの日のブランチをお伝えします。

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