コツコツ続けよう!「ひとり暮らしさん」の節約術3選

 

おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。

この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。

コツコツ続けよう!「ひとり暮らしさん」の節約術3選

生活に密着するものの値上げが続いているのに、お給料はなかなか増えない…不安を抱えつつ、節約を心がける方が増えています。

節約といえば、家族で暮らす世帯に比べてかかる生活費が少ないこともあり、節約してもさほど効果がないだろうと諦めているひとり暮らしさんが多いようです。

けれど、細かい出費を見直すことで、ひとり暮らしさんでも出費を減らせます。

そこで今日は、ひとり暮らしの節約ビギナーさんでもすぐ始められる、おすすめの節約術を3つ紹介します。

【1】仕事中や外出先でのドリンク代

アイスコーヒー

例えば、スターバックスコーヒーでドリップコーヒーを1杯買うと、ショートサイズでも380円です(2024年5月現在)。1ヶ月に22日出勤するとして、ランチの後や仕事の休憩中に毎日飲むとすると、一カ月8,360円になります。

コンビニのコーヒーの場合は、おおよそ120円。22日毎日飲むと2,640円ですので、スターバックスで買う場合に比べて、5,720円節約できます。

さらに、マイボトルでおうちからコーヒーを持参すれば、単価は豆の価格によりますが、約50円前後。22日で1,100円になりますので、さらに1,540円節約できます。

お茶の場合は、自販機のお茶よりコンビニが安く、コンビニよりマイボトルで持参するほうが当然安くなり節約になります。

アメリカの有名な資産アドバイザーであるデヴィッド・バックは「ラテマネー」という言葉を使い、ラテのような少額の支出こそ意識的に節約を、と著書の中で説明しています。

自分の生活の中でどうしても必要なものであれば、毎日高いコーヒーを買うことも価値があります。けれど、なんとなく買っているのであれば、回数を控えたり、安いほうを選んだりすることで、節約につなげられるかもしれません。

【2】エアコンや照明などにかかる「電気代」

エアコン

私は自宅で一人で過ごしている時、エアコンをかけると罪悪感に苛まれてしまいます。

図書館や公共機関のデスクスペースに行って仕事をしたり、本を読んだりして、エアコンをかける時間を短くしています。

また、夜は電気をつけないと家事もできませんが、朝早起きすると照明はいりません。早寝早起きをすることでも、電気代がお得になります。

【3】無駄遣いになっていない?「ジムの費用」

 

ジム

健康のためにジムの会員になると、月に約1万円の月額費用が必要です。

もちろん、しっかり活用するなら無駄な出費ではないのですが、会員になったはいいものの、月に1,2回しか行けなかった…ということが続いていたら、かなりもったいないかもしれません。

また、公共の体育館なら1回400円前後でジムを利用できて、シャワーも使えるところもあります。

回数券を活用すればさらにお得で、行く回数分だけお金を払えば無駄がありません。

もし生活圏内に公共施設のジムがあれば利用しない手はありません。ぜひ調べてみてください。

まとめ

節約は即効性があるものではなく、小さなことからコツコツと続けることが大切です。

一人暮らしさん以外にもできる節約術なので、できることから始めてみてください。

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本

Written by

稲村優貴子(ファイナンシャルプランナー)

2001年FP資格を取得し独立。2006年から6年間日本FP協会鳥取支部長。現在は Life For You 代表として相談・講演・執筆・メディア出演業務を行っている。相談件数は通算3000件以上。TBSテレビ『マツコの知らない世界』監修、日経WOMAN・北海道新聞・週刊ダイヤモンド等への記事提供、HBCテレビ『イチオシ!』出演等。得意分野はライフプラン、iDeCo、保険、年金、家計節約、不動産。
著書:『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』(河出書房新社)
資格:ファイナンシャルプランナー(CFP®)、2級心理カウンセラー、野菜ソムリエ、ヨガインストラクター(RYT200)

★毎月第2金曜日16~17時 82.5 FM NORTH WAVE(ノースウェーブ)のラジオ番組「Ashirias1h(アシリアスワンエイチ)」内『教えてゆきこ先生』というコーナーを担当中(2023年4月現在)
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