おはようございます。10,000個以上のパンを食べ歩いたパンマニアの片山智香子です。
この連載では、朝から元気になれる美味しいパン屋さんやカフェを紹介します!
チェーン店と侮るなかれ!本店は店構えから違う「広島アンデルセン」
ごはん党だった私がパン好きになったきっかけ。フランス旅行に行った時に食べたパンが劇的に美味しかった!ということもそうなのですが、実はその前、20歳くらいの頃にアンデルセンで食べたサンドイッチが美味しく、パン愛に目覚めたという経緯があります。私にとってアンデルセンは特別なベーカリーでもあるのです。
チェーン店なので、最寄り店でもことあるごとに買ってはいるのですが、やはり聖地でもある本店に行ってみたい!という気持ちがずっとありました。
路面電車の広島電鉄、本通で下車したら徒歩2分、広島本通商店街の中に入っています。
1Fがベーカリーマーケット、広島本店にしかないパンはもちろん、ワイン、デリ、サンドイッチなど販売していて、2Fはレストラン、3Fはカルチャーフロア、4Fと5F は結婚式も開催できるパーティー会場になっているのです。
実はこちらは、1925年(大正14年)に旧三井銀行広島支店として建てられた建物を買い取り、1967年(昭和42年)にオープン。1945年(昭和20年)8月には爆心地から360mの距離で被爆し、1950年(昭和25年)に改修され、再び銀行として使用されていてという歴史があり、他の店舗とは違った思いがあります。耐震などの問題から2016年(平成28年)1月に営業を一度終了し、2020年(令和2年)8月に再び同じ地にリニューアルオープン。
ちょっと歴史的背景などを語ってしまいましたが、やはり本店にくると感慨深いものがあるというか…。
ひろしまサワーブレッド
ひろしまサワーブレッドは、約20年愛されているロングセラー。一口目そこまでの酸味は感じないのだけれど、噛めば噛むほど酸味、粉の旨味を感じます。
どうやら日本酒の生もとから取り出した乳酸菌を用いたサワー種を使っているようです。なにより、HIROSHIMAとステンシルされていて気分あがりますよね。1/4本から購入可能。
サンライズ
サンライズ。あっ、見て分かる通りメロンパンです。ただ、サンライズって名前を聞くと西日本にきたなと感じて思わず購入してしまいました(笑)。
ふんわり優しい甘味の生地に香ばしいビスケット生地の一体感があり、パン生地がモソモソしないところが個人的に気に入ったところ。
サンマスカットレーズン
サンマスカットレーズンは、アンデルセンファームの白ワイン「幸」で漬けたサンマスカットレーズンがふんだんに混ぜ込まれています。
歯切れよく、クラスト(外側)は香ばしくさっくり、クラム(内層)はギュッとキメがつまっているのに、もっちりも。レーズンの甘酸っぱさがクセになるお味でした。
今回はすべてテイクアウトをしましたが、イートインスペースも気持ちよいテラス席もあるので、次回はそちらでゆっくり頂きたいなと思っています。
広島アンデルセン
住所:広島県広島市中区本通7‐1
電話番号:082-247-2403(代表)
HP:https://www.andersen.co.jp/hiroshima/
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※記事の内容は取材時の情報です。営業時間、定休日等の最新情報はお店のホームページやSNSなどでご確認ください。
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