おはようございます。フードコンサルタント&スタイリストの河合真由子です。
京都で楽しむ朝ごはん。今回は、自家製パンが特徴の京都小川珈琲をご紹介します。
町家を改装した特徴的な「小川珈琲堺町錦店」
以前、実は京都には数多くの珈琲屋さんが点在し、珈琲の聖地であるとご紹介させていただきましたが、小川珈琲はその中でも老舗の珈琲屋さん。
東京にも店舗があり、またスーパーなどでも小川珈琲の豆を手に入れることができますが、直営店では、厳選された豆をつかったこだわりの珈琲をいただくことができます。
そんな小川珈琲の中でも特徴的な店舗なのが、ここ小川珈琲堺町錦店です。
こちらは、古い町家を改装してつくられた店舗。中に入ると町家の特徴でもある奥に縦長に店舗スペースが広がり、中庭を挟んでさらにその奥にも座席があるという、ちょっと変わったつくりの店舗になっています。
珈琲だけじゃない!京都にこだわった自家製パンが絶品
美味しい珈琲が飲めるお店には、なぜか美味しい食事がない…というのが、ほんの5年ほど前までの通説でしたが、ここ、小川珈琲では、そんな通説を覆すような魅力的な食事メニューが揃います。
朝ごはんの目玉は、なんといっても自家製のパン。
なんと、このお店のために、京都で人気のパン屋さん、ル・プチメックに依頼し、オリジナルのパンを開発。
トーストしてちょうど美味しい味わいになるように設計されたパンは、店舗奥の工房で製造されていて、店舗でいただく際には店頭で炭火で焼いて提供されます。
この炭火で焼いた焼き目が美しく、そして味わい深い。
パンには、京都の佐々木酒造の麹を混ぜ込んだ麹バターが添えられ、オリジナルの食パンに花を添えてくれます。
食パンは2種類あり、1つは京都産小麦を使用し、バターや粉乳などを使わないシンプルなパン。そしてもう1つは噛みしめるごとに、麦の香ばしい味わいを感じることができる全粒粉パンです。
そしてこのパン、実は買って変えることもできます。
店内で焼かれた自家製パン、通常の食パンサイズに加え、ミニサイズもあるので、お一人様でも持って帰りやすいサイズ感でおすすめです。
シンプルな中にこだわりが詰まった味わい深いラインナップ
肝心の朝食メニューですが、メニューは、トーストや、ハムエッグなど一見してとてもシンプルですが、注文してみてはじめてわかるこだわりがありました。
私がこの日いただいたのは、炭焼きトーストに目玉焼きとポテト入りソーセージがついたセットメニュー。
ソーセージは東京・世田谷区新町にあるドイツ製法ハムソーセージ店、ファインシュメッカーサイトウさんの、じゃがいも入りのソーセージ。
一緒に添えられたソース(タイムやアンチョビなどがはいっていましたが、これがまた美味しかった!)と一緒に味わうとさらに美味しい。
盛り付けも美しく、そしてフレッシュなタイムの香りで癒やされる一皿です。
シンプルな中にもきちんと調理されていて、小川珈琲らしさが詰まっているなと感じました。
また別日には、スムージーもいただきましたが、素材の旨味が感じられるお味でした。
他にもピーナッツバタートーストや季節野菜のポタージュなど気になるメニューがいっぱい。全メニュー制覇してみたい欲に駆られます。
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いかがでしたか?
朝一杯の美味しい珈琲を飲みに出かけるヒトも多いとおもいますが、せっかくなら美味しい珈琲とあわせて、おいしい朝食も食べられたらいいですよね。
今日ご紹介した小川珈琲堺町筋店はそんな欲張りさんにピッタリのお店。京都の風情たっぷりの中庭を眺めながら、美味しい朝食に舌鼓すれば、一気に別世界へといける特別な空間です。
京都を訪れる機会があれば是非、一度は訪れてみてください。
お店情報
小川珈琲堺町筋店
営業時間:7:00~20:00
https://www.instagram.com/ogawacoffee_nishiki/
フードスタイリスト 河合 真由子
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