おはようございます。朝美人アンバサダーで、ダイエット講師の岩瀬結暉です。
『以前はもっと簡単に痩せた気がする…』と、年齢を重ねて痩せにくくなったと感じている方。それは、正解です。
人は日々老化して代謝が悪くなるので、以前と同じように食事を減らしても痩せにくくなっていきます。
特に35才を過ぎたら、それまでのダイエットではなく、代謝をより上げる工夫をプラスするのがおすすめ。代謝アップを意識することで、痩せやすくなります。
「脂肪を燃やす工場」を活性化しよう
年齢とともに痩せにくくなるのは、細胞内にある「ミトコンドリア」が減少するから。
ミトコンドリアとは、食事で得た栄養や体脂肪を燃やして、エネルギーに作り変える工場のような役割をします。この工場が多いと、寒いだけでも身体を温めるためのエネルギーとしてミトコンドリア内で脂肪や糖は燃焼されます。
工場が少ないとエネルギーに変換されにくく、脂肪や糖は体脂肪として身体に蓄えられてしまうため太りやすくなるのです。
また、脂肪をミトコンドリアへ誘導する体内物質のカルニチン、コエンザイム、αリポ酸なども、加齢により体内から減少します。これらの体内物質は、食生活で取り入れることが難しいために、年齢とともに痩せにくくなるのです。
年齢と共に減少するミトコンドリアですが、毎日のちょっとした生活習慣で増やせます。そうしてミトコンドリアが増えると、体内の脂肪と糖をエネルギーに変えてくれるので、太りにくい身体になるのです。
また、代謝が活性化されるので、見た目が若返ることも証明されていて、美容と健康に良い効果をもたらすのです。
ミトコンドリアを増やして「痩せ体質」に
年齢を重ねて痩せにくくなったと感じる方は、まずは「ミトコンドリア」を増やしましょう!
ミトコンドリアは、実は、飢餓を感じることで増やすことができます。
飢餓だと体内に糖や脂肪の栄誉素が少なくなり、その少ない栄誉素をより早くエネルギー化したいので、ミトコンドリアという工場を増やす必要があるからです。
飢餓とまではいきませんが、空腹を感じる時間を作ることが大切です。
流行している16時間ダイエットのように、食間を開けて、身体に「飢えていると錯覚させること」が良いのです。
有酸素運動も効果的
もう一つ、ミトコンドリアは有酸素運動をすることでも増えることが分かっています。
ランニングを始めたばかりだと、息が上がって休み休み走ってしまうのに、数日走り続けると休まなくても走れるようになりますよね?
それは、トレーニングによって心肺機能が上がっただけではなく、体内のミトコンドリアが増えて、効率よくエネルギーを作ってくれようになるからなのです。
ランニングだけではなく、ヨガやエクササイズなどでも大丈夫。ウォーキングよりも少し負荷のある運動がおすすめです。
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ぜひ、ミトコンドリアを意識して、食事時間を工夫したり、日常生活の中に運動習慣をプラスしてみてください。
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☆この連載は【毎週火曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!