日に日に日の入り時間が早くなり、夜が長くなっています。でも、太陽の通り道が夏よりも低くなるためか、朝は窓から朝日がよく入って気分爽快! 日照時間が短い分、太陽は傾きを大きくして光を運んでくれるのだと、自然の力に改めて気づいた今日この頃です。ところで、皆さんは、毎朝、気持ちよく目覚めていますか? 最近では婚活ならぬ「朝活」がブームになりつつあるようですが、朝起きられず困っている人も多いのでは? そこで今回は、スッキリ目覚める秘訣をお話しします。

 

朝苦手度をチェック!

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朝起きられないのはどうしてでしょう? まずはその理由を探るため、次の項目について当てはまるものにチェックを。数が多いほど、朝に弱い人といえます。

 

① 睡眠が不足している(平日平均6時間未満)
② 生活が不規則で、寝る時間もバラバラ
③ 寝室が暗い(朝日が入らない)
④ 朝はエンジンがかからず、午前中はボーっとしがち
⑤ 夜は何時でも起きていられる
⑥ 目覚まし時計を止めて、もう一度寝てしまうことがよくある
⑦ 日中、眠くなることがよくある
⑧ 夜早く眠ろうとしても寝つけず、いつも深夜12時過ぎになる
⑨ お酒に頼って眠ることが多い
⑩ 休みの日は平日の起床時間より2時間以上寝てしまう

いかがでしたか? 次の項目ではこのチェックを参考に、朝に強くなるための対策を考えてみましょう。

 

 

朝は楽しい気分で!



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朝起きられないのにもいろいろな理由がありますが、毎日忙しい人は、睡眠が不足していることが大きな理由であることが少なくありません。深夜まで働いているのに、さらに早朝までも有効に使いたい。それはあまりに欲張りです。睡眠というチャージがなければ、起きられないのは当たり前ですし、働きすぎは作業効率や意欲を下げる大きな要因にもなるので、朝に強くなりたいなら、まずは夜の生活を見直してみることが必要です。また、夜更かしや不規則な生活により、体内時計がズレてしまうことも朝を苦手にします。そんな状態では、朝体温がなかなか上がらなかったり、睡眠慣性(目が覚めてから体が完全に覚醒するまでの状態)に時間がかかり、朝活しにくくなります。夜型から朝型にするには、以下について見直してみましょう。

①寝起きする時間を一定にする
②睡眠時間を最低6時間は確保する(7時間が理想)
③朝起きたらしっかり太陽の光を浴びる
④夜10時には体も頭も眠りやすい状態にし、12時までには眠る

また、ほどよい緊張感は目覚めを促し生活にハリを生みますが、ストレスが強すぎる、逆になさすぎる場合も朝起きられなくなることがあります。例えば、早朝から重~い会議が待っていれば、起きるのはつらくものですし、朝カルチャー教室に行きたいと思っても、ストレスと残業で疲労しきっていれば起きられません。また、「周囲が朝活しているから自分もしなきゃ」と思っていると、やはり起きられなくなることがあります。

朝スッキリ起きるには、自分を能動的・前向きな状態に保つようにすること。そのためには自分が心の底から楽しいと思えることを見つけること。それがあるとほどよい緊張感が生まれ、朝起きるのが苦ではなくなるはず。つまり、朝活を成功させるには、まず心がワクワク好奇心でいっぱい、そんな状態になれるものを見つけることも近道といえるかもしれません。

 

 

 

この記事を書いた人
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ぐっすり睡眠&スッキリお目覚めのツボ[連載終了・全70回]

睡眠改善インストラクターによる快眠&めざめのヒント[連載終了・全70回]
Written by

睡眠改善シニアインストラクター 竹内由美

日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクター。日本産業カウンセラー協会認定・産業カウンセラー。
米国Mary Baldwin College心理学科卒業。フリーの編集ライターとして美容や健康などに関する記事に携わり、その経験から睡眠やメンタルヘルスの重要性に気付き、上記の資格を取得。忙しい現代人にこそ良質な睡眠が大切だと、雑誌や講演活動などを通して睡眠について伝えている。
著書には「眠りダイエット」(文芸社)がある。

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