おはようございます。脳腸セラピストの桜華純子です。
今回のテーマは、まだまだ知らない「腸の世界」について解説しながら、身体も心も絶好調に過ごしていくためにおすすめの「腸活ライフ」術をお伝えします。
腸はすべての内臓の元?
腸は消化や吸収の働きをするだけでなく、免疫機能を司っていたり、ホルモン分泌に深い関係があったりと、わたしたちが生きる上でたくさんのサポートをしてくれている臓器です。
『腸は第二の脳』と言われていたり、腸と脳がそれぞれが自立した状態でわたしたちの命に必要な情報を交換しているという意味のある『脳腸相関』という言葉があったり。
腸はとても優れた機能を持ち、わたしたちの生命を支えてくれています。
人類誕生のはるか昔、10億年ほども前に地球に登場した多細胞生物は、はじめのころ、『口』と『腸管』と『肛門』しかありませんでした。
その後の進化の過程で、『腸管』から脳、胃、肝臓など、現在ある様々な臓器ができたと考えられていますので、腸はすべての内臓の元であり、健康の要(かなめ)とも言えるのです。
その腸を味方にして、心も身体も絶好調にする日々のケアに取り組んでいただけたらと思います。
絶好調な日々を目指す!腸活ライフのヒント5つ
【1】朝は「自律神経のバランス切り替え」「セロトニン分泌」を促そう
眠っている時に優位だった副交感神経は、目覚めてから徐々に交感神経優位になっていきます。
朝は、そのスイッチを自らも入れることが大切です。
目が覚めたら、カーテンを開けて光を取り入れ、窓を開けて新鮮な空気を取り込みましょう。朝日を浴びながら綺麗な空気の中で深呼吸することで、交感神経にスイッチが入りやすくなります。
また、この時にセロトニンの分泌も促されますので、精神的にも前向きに1日のスタートを迎えることができます。
そして、夜にはちゃんと眠くなるようなメラトニンの分泌も促す準備ができるようになります。
【2】歯磨きは朝食前に
朝起きて、まずは歯磨きをする習慣をつけましょう。
寝ている間は唾液が減り口の中が乾きやすくなっていますので、雑菌が繁殖します。その状態のまま、飲んだり食べたりしてしまうと、雑菌も飲み込んでしまいます。
ほとんどは胃で殺菌されますが、腸まで届いてしまう菌もあり、それが心や身体の不調をきたす原因とも言われています。
朝起きたら、まず歯磨き。
ぜひ今日から試してみてください。
【3】呼吸に意識しよう
パソコンの作業中や物事に集中している時は呼吸が浅くなりがちです。
1日に約2万回している呼吸。呼吸が浅くなると自律神経バランスは崩れやすくなり、腸の働きも鈍ってしまいます。
また、浅い呼吸は、血流の滞りなどから冷えやむくみや不眠などの原因にもなりますよ。
仕事中でも1時間に一回は深呼吸をするようにして、呼吸に意識を向けて気持ちもリセットするように心がけましょう。
【4】たくさん噛もう
たくさん噛むことで胃液の分泌を促進し、また消化の負担も軽減されます。
よく噛まないで飲み込むと、食べたものは未消化のまま大腸に運ばれて、悪玉菌の餌になりガスを溜め込んだり便秘の原因にもなります。
腸のために、毎食、しっかりと咀嚼することを心がけましょう。
【5】1日の振り返りは「感謝三昧」
わたしたちは1日に1万回以上思考をしていると言われています。
その中にはネガティブなものやポジティブなものが様々ありますが、睡眠前に思考を整えておくことは、睡眠の質を向上させることに繋がり、それにより腸の働きもアップするのです。
また、1日を感謝で振り返ることで次の日の目覚めもスッキリして、良い状態で1日のスタートが切れるようにもなります。
眠る前には1日を振り返って
- 嬉しいと感じた瞬間
- 美味しいと感じた瞬間
- 幸せだと感じた瞬間
- 心があったかくなった瞬間
など、笑顔になれたような出来事を振り返って、胸いっぱい感謝で満たして、明日に向かって目を閉じるようにしましょう。
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以上、ぜひできるところから取り入れて、心も身体も絶好調に過ごせる日々を目指してくださいね!
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おうかじゅんこ ハッピーアラフィフ腸活健康チャンネル YouTube( https://www.youtube.com/channel/UCLBEZ_9Z3AygJ5hCLoSQ0dA )
次回のテーマは、『秋はどうして悲しい気持ちになるの?中医学の観点から知る秋のセルフケア』についてお伝えします。どうぞおたのしみに!