大阪でエステサロン「private salon Laule’a」を経営する美容家の寒川あゆみです。
夏といえば気になるのが「日焼け」ですよね。 紫外線は日焼けだけでなく将来のシワやシミを招く原因にもなることから、紫外線対策を念入りにおこなっている人も多いはず。しかし、夏に気をつけるべきものは、紫外線だけではありません。
今回は、「夏のあるある不調」を防ぐスキンケアについてご紹介します。
将来の肌を左右する!?「夏のあるある」
夏といえば暑く、体温を調節するために汗をかきますよね。その汗は空気に触れて蒸発する際に肌に備わっているうるおいまで奪い、「肌の乾燥」を招きます。
さらにエアコンや扇風機の風によって、冷えによる「血行不良」を招きます。
また
- 涼しい家にこもることで運動量が減る
- 冷たいものを食べる・飲む
- スタミナをつけるため味の濃いものを食べる
などによって「冷え」「むくみ」を感じやすくなります。
このように、乾燥や冷えを放置すると、肌のカサつき、シワっぽさ、くすみ、冬の乾燥の深刻化を招き、むくみによって顔が丸くなった、大きくなったと感じます。
将来の肌悩みを予防するスキンケアを取り入れよう
乾燥を深刻化させないために「水分量」が大切
肌悩みが深刻化してからあれこれ始めるよりも、早いうちに予防しておくことが大切です。
まずは、しっかり水分を補給しましょう。
ただし、角質はミルフィーユのように何層にもなっているので、化粧水をバシャッとつけるだけ、量が少ないと奥の層まで浸透していないことも。正しい方法で、水分補給しましょう。
水分量を補うスキンケア法
1) 化粧水はまず、手のひらまたはコットンに500円玉大ほどの量を手に取り、顔全体に広げます。
2) もう一度500円玉量大ほどの量を手に取り、優しく押さえながら肌の内側に浸透させます。
3) その後、美容液が含まれたシートマスクをピッタリ密着させます。
うるおいが足りていない場合は保湿成分が配合されたシートマスクを活用することで肌に栄養を補うことができます。
顔が丸くなったかも…むくみを防ぐためには「流す」べし
むくみが気になる場合は、マッサージを取り入れるのが正解です。
「むくみケア」マッサージ法
1) まず、マッサージオイル、乳液、クリームなど滑りの良いものを塗布します。
2) 人差し指の側面で、あご〜フェイスライン〜耳下腺に向かってゆっくり10回流します。
3) 人差し指と中指で、耳の下のくぼみをくるくるとほぐします。
4) 人差し指、中指、薬指で、噛み合わせまわりの筋肉をくるくるとほぐす。
5) 人差し指の側面で、小鼻〜頬下〜こめかみに向かってゆっくり10回流します。
このようにマッサージをすることで血液とリンパの流れが高まり、冷えによるくすみを予防しながら、むくみがケアできます。
***
今回ご紹介したスキンケアは、朝でも夜でも好きなタイミングで取り入れてOKです。
夏の肌のコンディションを整え、将来の肌悩みを招かないためにも、ぜひ日々のスキンケアに活用してみてください。
☆この連載は<毎週木曜日>更新です。次回もどうぞお楽しみに!