卒業式、桜の開花、花粉症…皆さんは「春」といえば何を思い出しますか?
今日はテンナイン・コミュニケーションとのコラボ連載バックナンバーから、春にまつわる英語表現をピックアップしてご紹介します♪
「spring chicken」の意味って?
まずは春(spring)にちなんだイディオムから。
spring chicken=若者、ひよっ子(未熟な人、の意)
直訳すると「春の鶏」という意味になるこのフレーズは、「若鶏」「若者」「ひよっこ」という意味合いで使われます。
例)
He’s no spring chicken.(=彼はもう若くない)
この例文のように、通常は「no」をつけて、「若くない、いい歳だ」という意味で使われる場合が多いフレーズです。
「花粉症」は何と言う?
春に多くの人が悩まれる「花粉症」。英語ではどのように表現するのでしょうか?
花粉症:hay fever
もともとは「干し草(hay)」が原因のアレルギーを「hay fever」と呼んでいましたが、そこから発展して今では花粉症のことを「hay fever」と表すようになったと言われています。(ちなみに「fever」は「熱」「熱病」という意味)
また他にも「pollen(花粉)」という単語を用いて
花粉症:pollen allergy
と表すこともありますよ。
「お花見」は何て言う?
春といえばお花見。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、レジャーシートを広げてのお花見は難しい地域も多くありそうですが、桜の花を見ながら散歩やランニングをするのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
さて、日本独自の文化であるこのお花見、英語でどう表現されるのでしょうか?
お花見:cherry blossom viewing
この表現では「viewing(鑑賞)」という単語が使われているので、桜を「歩きながら鑑賞する」というスタイルのお花見を指します。
桜の木の下にレジャーシートを敷いてゆったりと楽しむスタイルのお花見は
お花見:cherry blossom party
という表現が◎ お花見文化のない外国人に説明するとき、うまく使い分けましょう。
お花見、花粉症、「spring」を使ったイディオムなど、春にまつわる英語を3つご紹介しました。
「菜の花」「ひなまつり」「卒業式」「就職」…など、この機会にさまざまな春の風物詩の英語表現を調べてみてはいかがでしょうか♪
(本記事は、テンナイン・コミュニケーションとのコラボ連載「通訳者さんに教わる♪朝のカンタン英語レッスン」のバックナンバーをピックアップしてご紹介しています)