ステキな朝時間を過ごされている朝美人アンバサダーのみなさんによるスペシャル連載コラム!今回は日本アロマ環境協会のアロマテラピー検定1級やアロマブレンドデザイナーの資格を持ち、自分の力を引き出すセルフケアを勉強しながら農薬不使用のバラ農家で働く朱里さんに、簡単にできる朝の美容法をお届けいただきます♪
おはようございます!朝美人アンバサダーの朱里です。気軽に取り入れられるアロマトリートメントをお悩み別にご紹介していきます。
今回は、顔のむくみについて。「起きたら目がパンパン!」「二重あごがひどくなってる…」なんて経験ありませんか?原因はもしかすると、寝ている間の老廃物の滞りかもしれません。忙しい朝でもすっきりとした顔つきで “朝美人” に近づくアロマトリートメントをご紹介します。
むくみが起こるメカニズムって?
むくみは体の水分と大きく関わっています。人の体は約60%が水分でできていますが、このバランスが崩れて余分な水が溜まってしまうと「むくみ」として表れます。
特にお酒を飲んだ翌朝に顔が浮腫むことが多いと思いますが、これは血中のアルコール濃度が高くなると血管が拡張して、血管から水分が漏れ出すためなのだとか。また、おつまみに味の濃い食事を摂ることが多くなるのもむくみの原因に。
さらに、お酒による利尿作用に加えてアルコールの分解には水が必要なため、飲酒後には喉が渇いて水分を欲するといわれています。排泄を上回る水分を摂取することでむくみを促し悪循環に陥ることも…。
こんな人は要注意
- 水分が足りない
- 塩分や糖分を摂りすぎている
- 奥歯を噛みしめる癖がある
- 体が冷えやすい
- 夜ごはんを寝る2時間以内に食べる
- お風呂はシャワーだけで済ませることが多い
- 寝る直前までスマホやPCを見てブルーライトを浴びている
- 枕が合っていなくて寝返りが少ない
寝ているときは体も顔もほとんど同じ高さにあるため、顔にまで水分や老廃物がいきわたってしまい、むくみの原因になるといわれています。
老廃物はリンパに溜まっているので、リンパの流れに沿って、耳の後ろ→首の横→鎖骨→脇の下まで流し、むくみをリリースするイメージでトリートメントしていきましょう。
むくみをケア。私が実践しているアロマトリートメント
アロマトリートメントは、乳液や保湿クリームで朝のスキンケアを終えたあとに行います。押さえるツボは3点のみ。ツボ押しは、中指の腹を使うとちょうどいい力加減になりますよ。
【1】アロマオイルを手のひらに取り、30秒香りを嗅いで深呼吸
手に取ったアロマオイルは首の後ろから鎖骨にすり込みます。
【2】瞳の真下、小鼻の横にあるツボ「四白(しはく)」をプッシュ
このツボはクマがひどいときや眼が疲れたときに効果的といわれています。瞼が痙攣してしまうときの改善にもおすすめです。
【3】眉頭の下のくぼみにあるツボ「攅竹(さんちく)」をプッシュ
目の貼れを緩和するといわれるツボです。目の充血がひどいときにもおすすめです。
【4】こめかみのやや下にあるツボ「太陽(たいよう)」をプッシュ
深呼吸しながら、寝ている間に溜まった疲れをリリースすることで、顔をすっきりさせる効果が期待できます。
【5】口を緩めるように少し開けて、あごの付け根をほぐす
顔に滞っている老廃物を起こすイメージで、顔の外側に向けてぐりぐりと揉みほぐしましょう。
【6】耳の横の「耳下腺リンパ」を上下にさする
痛気持ちいいくらいの強さがベスト。
【7】耳の裏→首を通って、鎖骨→脇の下に向かってリリース
リンパの流れに沿って老廃物を流すように軽くプッシュするとスムーズです。
コップ一杯のお白湯やホットハーブティーを飲んだり、ホットピローやホットタオルなどで首の後ろを温めてから行うのがおすすめです。余裕がある方は試してみてくださいね。
むくんでいる時におすすめのアロマアイテム
巡りを促すとされる「グレープフルーツ」や「ジュニパーベリー」、過剰に溜まってしまった体液の排出に働きかけるといわれる「サイプレス」などがおすすめです。
【1】WELEDA「アルニカ マッサージオイル」
すっきりとしたハーブの香りのマッサージオイル。香りを嗅ぎながら体に塗ると、身も心もスッと軽くなるような感覚に。そのまま塗られるタイプなので、手軽に使うことができます。
【全成分】ヒマワリ種子油、オリーブ果実油、香料*、アルニカ花エキス、ヨーロッパシラカバ葉エキス *天然精油由来
【2】無印良品「エッセンシャルオイル・グレープフルーツ」 ※原液
みずみずしくて、柑橘系のなかでも落ち着きのある香り。リンパや血液の流れを促進し、余分な水分や老廃物を排出をサポートするといわれています。代謝促進作用や脂肪溶解作用も。
※グレープフルーツのオイルは使用後に紫外線を浴びると肌トラブルの原因になることがありますので、外出前のご使用はお気をつけください。
【3】無印良品「エッセンシャルオイル・ジュニパーベリー」 ※原液
ジンの香りつけの原料としても有名なジュニパーベリーは、スパイシーで温かみのある森林のような香り。体を温めて刺激して冷えを解消したり、水分バランスを整える作用があるといわれています。
【4】無印良品「スウィートアーモンドオイル」
アーモンドの種子から搾ったオイルを化粧用に精製した、無香料のマッサージオイルです。香りを楽しみたいときには「スウィートアーモンドオイル」に【2】や【3】のエッセンシャルオイルを混ぜて使うのがおすすめです。
※原液のエッセンシャルオイルは、マッサージオイルなどで薄めて使用しましょう。原液のまま使用すると肌荒れの原因になるのでご注意ください。
※「エッセンシャルオイル」の瓶には、1滴が0.05mLになるよう、オイルの粘性に応じて設計されているドロッパーが装着されています。例えば5mLのオイルに対して1滴の「エッセンシャルオイル」を加えると、体に塗れる濃度1%のマッサージオイルになります。
アロマテラピーについて
植物の香りは、私たちの心や身体にさまざまに働きかけます。アロマテラピーは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心身のトラブルを穏やかに回復し、健康や美容に役立てていく自然療法です。(参考:公益社団法人 日本アロマ環境協会ホームページ内「アロマテラピーについて」 )
私は、アロマオイルを活用しながら自分の体を触る習慣を身につけると、体の小さな変化に気付けるようになれると考えています。「アロマテラピー」は治療法ではないため、豊かな生活のひとつの提案としてご覧ください。
アロマテラピーを安全に楽しむために
医師による治療を受けている場合や、薬を処方されている場合は、必ず当該医療機関に相談してください。
また、お年寄りや既往歴のある方、妊娠中の方、お子様、皮膚の弱い方などは用法容量に注意が必要です。その他の注意点は、日本アロマ環境協会ホームページ内「安全に楽しむために」をご確認ください。
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朝、鏡を見て顔がスッキリしているだけで、すがすがしい気持ちで1日の始まりを迎えられますよね。アロマテラピーでお気に入りの香りに包まれて、お化粧のノリもバッチリ決まれば、その日はきっと充実した日になるはずです。
朱里さん / 会社員(広報)
「朝つくらない朝ごはん」をテーマに、朝の時短術をInstagramに投稿しています。美容業界に入った20歳からノーファンデ。アロマやナチュラルコスメでセルフケアをし、自然体でいられる生活を心がけています。
朝美人アンバサダー2020のみなさんのプロフィールはこちら >>(https://asajikan.jp/ambassador_2020)