編集者イチオシ!大人になった今、読みたい絵本5選

 

寝る前に何度も読み聞かせてもらった絵本、初めて自分で読んだ絵本。
何十年も経っているのに、心にずっと残っている絵本がきっと誰にもあるはず。
朝美人公式ブログで毎朝素敵な本を紹介してくれている、編集者のまっこリ~ナさんおすすめの本の中から、
今回は、大人だからこそ心に沁みることがたくさんある「絵本」を選びました。
夏にぴったりの、少しゾクっとする作品もありますよ!



大好きな人とケンカになってしまった時、開きたい一冊


『かいじゅうたちのいるところ』のセンダックの絵本。いつも仲良しの友達と大げんかした「ぼく」。もうジェームスと口なんかきいてやるもんか、と思いつつ、相手のことが気になって仕方ありません。
誰かとけんかした時、素直になれない時におすすめです。

◆『きみなんか だいきらいさ』
著者:ジャニス・メイ・ユードリー/イラスト:モーリス・センダック
/翻訳:小玉 知子
出版社:冨山房
http://bit.ly/1sS4u9L




宮沢賢治の傑作!シュールで怖い「料理店」へようこそ


宮沢賢治を題材とした版画を彫り続け、山猫博士と呼ばれる版画家の佐藤国男さんが描く、紙芝居のようなタッチの絵本。猟師たちが迷い込んだ料理店では、いろいろな注文が突きつけられるのですが…。何年も読み継がれる物語のシュールな世界観を楽しんで!
◆『注文の多い料理店―版画絵本宮沢賢治』
著者:宮沢 賢治/版画:佐藤 国男
出版社:子どもの未来社
http://bit.ly/VdPUNw




70年前の写真から伝わる、子ライオンのぬくもりが愛おしい


動物写真家の先駆けイーラと、『おやすみなさいおつきさま』のM・W・ブラウンの写真絵本。外の世界を見たいと檻を飛び出した子ライオン。最初に出会ったのはお日様のにおいがする犬ですが、子ライオンはなんだか眠たくなってしまいます…。眠れない夜や、一休みしたいときにぴったりの、ほっこり絵本です♪
◆『ねむい ねむい ちいさな ライオン』
著者:マーガレット・ワイズ ブラウン/写真:イーラ
出版社:徳間書店
http://bit.ly/1sPjFS4



まっすぐなあの頃の自分を思い出す、眩しい夏の物語

夏のある日、近づく汽船の気配を感じて、海に向かって「少年」は走り出す。黒く焼けた肌に白いシャツがよく映える、南の男の子のお話です。絵を担当した沢田としきさんは日本各地に取材に行き、5年がかりでこの本を完成させたそう。光と熱気と草のにおいを感じるようなダイナミックな作品です。
◆『みさき』
著者:内田 麟太郎/イラスト:沢田 としき
出版社:佼成出版社
http://bit.ly/1sJTrhM




下半身が「エイ」の、野性的な人魚たち


『海獣の子供』『魔女』等で人気の漫画家・五十嵐大介さんの初の絵本は、自然、生きものの本質を捉えて描かれた海の中の物語。幼き日に読んだ、王子様に恋い焦がれる「人魚姫」の物語とは全く違う(ビジュアルもご覧の通り!)、美しくも生物としてのリアルを感じる世界が広がります。海の深さと冷たさを皮膚に感じてゾクゾクする、まさに大人に向けて描かれた作品です!
◆『人魚のうたがきこえる』
著者:五十嵐大介
出版社:イースト・プレス
http://bit.ly/1kxo7U3


【オススメ記事】編集者イチオシ第1弾!夏旅のおともにしたい1冊


<a “href=”http://bit.ly/Ukkqoo”>旅にかかせないのはお供の本!移動中や滞在先での読書は、なんだかいつもと違う世界を教えてくれそうです。『アルプスの少女ハイジ』や『水のなまえ』など、夏の旅のお供にしたい本をご紹介しています!
◆編集者イチオシ!夏旅のおともにしたい1冊
http://www.asajikan.jp/topics/209/


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