「笑う門には福来る」「猿も木から落ちる」など、日本語にはユニークな言い回しのことわざがたくさんありますが、英語にもさまざまなことわざがあるってご存知ですか?
言語を勉強する上で、ことわざを知ることは、その言語圏の文化の背景や、ものの考え方の理解につながります。
今回は、ネイティブが日常会話でよく使うことわざを5つご紹介します。なかには、日本のことわざと意味がそっくりなものも!早速チェックしてみて♪
「〜しないよりはマシ!」なことわざ
Better late than never.(=遅れても来ないよりはましだ / しないよりはましだ)
しなければならないことが遅れてしまったときや、遅刻してしまったときなどによく使われます。
B:Better late than never. Let’s work hard today!(=遅れても来ないよりまし。さあ、今日もいい仕事をしよう!)
「三度目の正直!」失敗した相手を励ますことわざ
The 3rd time is the charm.(=三度目の正直)
“charm” とは「魅力・お守り」の意味ですが、ここでは「幸運」の意味で訳されます。3回目は幸運が舞い込んでくるということで、失敗した相手への励ましの言葉としてよく使われます。
B:You can do that! The 3rd time is the charm(=できるさ! 次こそ三度目の正直だよ)
「類は友を呼ぶ」似た者同士をあらわすことわざ
Birds of a feather flock together.(=同じ羽の鳥は一緒に群れる)
日本語の「類は友を呼ぶ」と同じ意味です。“birds of a feather” だけでも、「似た者同士」という意味になり、どちらかというとそちらの方がよく使われるようです。
「備えあれば憂いなし」事前の準備を促すことわざ
Hope for the best, but prepare for the worst.(=最善を望み、最悪に備えよ)
日本語の「備えあれば憂いなし」と同じ意味。「いざという時のため、前もって準備をしておこう」と注意を促す場合に使われます。
B:That’s so bad. Today, you have to drive carefully. Hope for the best, but prepare for the worst.(=なんてこと。今日は注意して運転しなければならないね。備えあれば憂いなし)
「蓼食う虫も好きずき」好みの多様性をあらわすことわざ
Beauty is in the eye of the beholder.(=美は見る人の目の中にある)
日本語の「蓼(たで)食う虫も好きずき」と同じ意味です。同じものでも、見る人によって美しく見えたり、そうでなかったりします。つまり、見る人ひとりひとりの基準は異なるということですね。
…いかがでしたか?
同じ意味のことわざでも、当然ながら、日本語とは使われている単語が違うものが多くありました。
今回ご紹介した他にも、英語にはまだまだたくさんのことわざがあります。
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