おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載は、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマでお届けします。

2026年6月は、食品を中心に1,078品目が値上げされました。5月は84品目だったため、一気に12倍以上へと増加しています。
1,940品目だった前年6月と比べれば落ち着いているものの、依然として家計への影響は大きくなっています。
今月は特に、調味料、即席麺などの加工食品、スナック菓子、プロテイン、食用油など、日常的に購入する商品が幅広く対象となりました。
値上げの背景には、中東情勢による原油高や、世界的な農産物価格の上昇、原材料費・物流費・包装材コスト・人件費の上昇など、複数の要因が重なっています。
今回は、どんなものが値上げになるのか、それに対してどう家計を守っていくのかをお伝えします。
6月に値上げされる主なカテゴリー

【1】スナック菓子
カルビーでは「ポテトチップス」など14品目が5〜10%値上げ、「Jagabee」など3品目は約30%の大幅値上げとなりました。原材料や包装材の価格上昇が要因とされています。
対策として、自家製ポテトチップスや手作りお菓子を取り入れると、コストを抑えやすくなります。
【2】即席麺
袋麺・カップ麺・スープ類では、6〜10%程度の値上げが見られます。原材料費や物流費の上昇が背景です。

即席麺は便利ですが、買いだめしすぎると賞味期限切れになることもあります。食べる分だけ買い、スープ類は乾物やコンソメ、だしの素などを使って手作りするのもよいでしょう。
【3】調味料
スープ類やドレッシング類なども値上げ対象です。野菜原料の高騰、加工費、包装材費の上昇などが影響しています。
お弁当や食事のプラスアルファに便利なスープは、コンソメやだしの素を活用して手作りするのがおすすめです。
ドレッシングも、オイル、酢、塩こしょうなどを組み合わせてその都度作ると、買いすぎや使い残しを防げます。
【4】プロテイン
粉末プロテインやプロテインバーも値上げ対象となっています。たんぱく原料の高騰が主な要因です。

プロテインだけに頼らず、きなこ、豆腐、納豆、卵、鶏むね肉など、身近なたんぱく源も上手に活用していきましょう。
【5】食用油
家庭用油や業務用油も値上げの対象です。大豆油などの国際価格上昇や、原油高による物流費増が影響しています。
食用油は比較的保存しやすいものの、開封後は酸化しやすいため、使い切れる範囲でのまとめ買いを検討しましょう。
【6】飲料
一部の飲料では、砂糖や果実原料の高騰を背景に値上げが行われています。
飲む頻度を少し減らしたり、自宅でお茶や麦茶を作るなど、日常的な飲み物の選び方を見直すことも節約につながります。
【7】小麦粉
業務用小麦粉でも値上げがあり、パン屋さんや小麦を使った飲食店の価格にも影響が出る可能性があります。
パンやお菓子をすべて手作りする必要はありませんが、簡単なフォカッチャや蒸しパンなど、気軽に作れるものから試してみるのもよいでしょう。
【8】業務用冷凍食品
国産たまねぎなどを使った業務用冷凍食品でも、異常気象による原料高を背景に値上げが見られます。
飲食店の値上げにつながる可能性もあるため、外食回数を調整したり、お弁当を持参する日を増やすなどの工夫も効果的です。
まとめ
物価の上昇が続く中、それに見合うだけ給料や収入がすぐに上がるとは限りません。
フリマアプリで不要なものを売ったり、スキマ時間に副業をしたりして収入を増やすことも大切ですが、家にある食材や調味料を使い切り、食品ロスを減らすことも支出を抑える大切なポイントです。
市販品を自分で作ることで、コストを抑えられることもあります。筆者もネットで調べながらフォカッチャを作ったところ、家族に「買ったものよりおいしい」と好評でした。
食品の値上げを、手作りを楽しむきっかけにしてみるのもいいものですね。


