誰に?どれくらいの期間空いたら使う?「ご無沙汰しております」の使いかた

 

おはようございます。好印象マナー講師の林慶子です。

マナーや心の在り方を知って好印象な自分になる!すぐに実践できるコラムを、毎週火曜日にお届けしています。

今週のテーマ:「ご無沙汰しております」の使いかた

ビジネスシーンで使われることの多いことばのひとつ「ご無沙汰しております」。

今回は、「ご無沙汰しております」の使いかたについて、一緒に確認しましょう。

電話している女性

「ご無沙汰しております」は誰に対して使う?

謙譲語で、主に目上の方やお客様に使われます。

似たことばに「お久しぶりです」がありますが、こちらは丁寧語でありカジュアルな表現となるため、目上の方に使うことは適切ではありません。

  • ご無沙汰しております

謙譲語・目上の方に使う・長期間連絡を取らなかったお詫びの気持ちが含まれている

  • お久しぶりです

丁寧語・同僚や友人に使う・挨拶表現でありお詫びの気持ちは含まれない

どれくらいの期間があいたら使える?

「ご無沙汰」とは、長い間連絡を取っていない/会っていないという意味です。

「長い間」の感覚は人によって様々なため、厳格には決まっていませんが、目安としては「2~3か月」の間隔が空いた時に使うことが一般的です。

ビジネスの場で笑顔の女性

「ご無沙汰しております」に添えると印象がアップすることば

【1】そのかたとの関係性と名前を伝える

数回しかお会いしたことのないかたや、当時は仲が良くても何年も間があいてしまっているかたは、あなたの名前と顔が急には一致しないかもしれません。

「どなただったかな」と心配をかけさせることがないように、

  • 「ご無沙汰しております。以前○○でお世話になりました田中です」
  • 「ご無沙汰しております。○○でご一緒しました鈴木です」

など、必ず自己紹介を添えましょう。

【2】お相手を気遣う一言、近況を尋ねる一言を添える

  • その後お変わりありませんか?
  • いかがお過ごしですか?
  • お元気でしたか?

などの一言を添えられるといいですね。

*****

いかがでしょうか。ぜひ、「ご縁が繋がっていて嬉しい」という気持ちが伝わるように使いたいですね。

それでは、また次回!Have a ごきげん day!

このコラムは【毎週火曜日】更新です。次回もお楽しみに!

 

この記事を書いた人
Nice to meet you!

毎日ごきげん!心地よく暮らすためのマナーレッスン

マナー講師 林慶子さんの「毎日ごきげん!心地よく暮らすためのマナーレッスン」
Written by

林 慶子(マナー講師)

(好印象マナー講師)

福岡県出身。イギリスの幼稚園や小学校で日本文化を教えるインターンシップに参加後、こども英会話スクールマネージャー、アウトソーシング会社で新卒採用業務などの経験を経て、ANA客室乗務員として約11年勤務。
国内・国際線チーフパーサーや、国際線ファーストクラスを担当。インストラクターとして各種訓練に従事。在職中に心理カウンセラーの資格を取得。
ANA退職後、今まで培った経験と心理カウンセラーの資格を活かし、『好印象マナー講師』として起業。
LIFE JEWELER=人生を輝かせる人 として、カタチだけではなく心遣いを伝えるためのマナー、周りの人だけではなく自分もHappyになるマナーをコンセプトに、研修・講座を開催している。
【HP】https://lifejeweler.net/
【Instagram】https://www.instagram.com/life.jeweler/

連載記事一覧

朝美人スタイルの人気ランキング