昨日はイチロー選手の永久欠番セレモニーが行われました。
おはようございます!
いきなり「イチロー?永久欠番?何の話?」と思われた方もいるかもしれませんが、今日は野球の話です(すみません)。
「朝時間」をご覧になっている皆さまは、あまり野球に興味がないかもしれませんが、私は大の野球好き。今朝は少しだけお付き合いください。
プロ野球に詳しくなくても、大谷翔平選手やイチロー選手の名前は聞いたことがある方が多いのではないでしょうか。
イチロー選手が日本人外野手として初めてシアトル・マリナーズへ移籍したのは2001年。彼が希望した背番号「51」は、かつてランディ・ジョンソンという名選手が付けていた番号でした。そのため、当初マリナーズファンからは「ランディの功績を台無しにする」「侮辱している」と、あまり歓迎されなかったそうです。
ところが移籍初日からヒットを放ち、チームの勝利に貢献。ルーキー・オブ・ザ・マンスを獲得し、初年度からオールスターゲームに選出されました。当初の「あんな小さくて痩せた日本人に何ができる?」という批判を見事に覆し、メジャーリーグ新人最多安打記録を更新。さらにアジア人打者として初の新人王を受賞しました。首位打者・盗塁王・シーズンMVP・シルバースラッガー賞・ゴールドグラブ賞など、数々の“アジア人初”のタイトルも獲得します。
その後も活躍は続き、10回のオールスター出場、10回のゴールドグラブ賞受賞など、記録は枚挙にいとまがありません。まさに日米野球のGOAT(※意味は次回ご説明します!)。
そんなイチロー選手の背番号を永久欠番に!野球の殿堂に!というファンや球界での動きは自然の流れ。今年ついにそのどちらも実現されることになったのです。地元誌Seattle Timesはイチロー選手の殿堂入りを前面で喜んだほど。アメリカの新聞に日本語って、すごいことですよね。。。

【野球殿堂入りとは】
野球界で大きな功績を残した選手や監督、また野球の発展に貢献した人物を称える制度。アメリカでは1936年、日本では1959年に始まりました。殿堂入りした人物のレリーフは野球殿堂博物館の殿堂ホールに掲げられます。
野球殿堂はニューヨーク州クーパーズタウンにあり、セレモニーはつい2週間前に行われました。
そして今週、シアトル・マリナーズ本拠地T-Mobile Parkで永久欠番のセレモニーが開催。チームはこの週を「イチロー・ウィーク」と称し、毎日プレゼント配布や始球式、スピーチなどイベント盛りだくさん。私は初日とスピーチ当日の2日間、参加してきました♡
ちなみに…
【永久欠番とは】
スポーツチームにおいて、特に顕著な功績を残した選手が付けていた背番号を、他の選手が使用することを禁止し、その選手の栄光を永遠に称える制度。
英語で永久欠番は『Retired Number』と言います。Retire?リタイヤ?引退?と不思議な感じもしますが、ここでの retire は「人が引退する」だけでなく「役目を終えて使わない状態にする」という意味もあります。
retire a number は「背番号を現役から引退させる」=「もう誰も使わない番号にする」という意味。
「番号自体が引退する」という発想なので、日本語の「永久欠番」にあたります。 スポーツ界ではこの文化が特にメジャーリーグやNBAなどで定着していて、 選手が偉大な功績を残したとき、その背番号を retire して敬意を表します。 その番号はチームの歴史の中で“現役復帰”することはないのです。なるほど納得なRetired Numberでしたね♬


両日とも子どもにマリナーズのジャージを着せ、初日は殿堂入り記念のPOPをゲット!(かわいすぎて箱から出せない…と思いつつ、結局開けました♪)
なんとスピーチの日はスタジアムを3時間前にオープンする異例の対応にもかかわらず、長蛇の列!イチロー人気の高さがうかがえます。


イベントはイチローの背番号「51」からカウントダウンでスタート。


満員の観客が「イチロー!」コールで迎える入場シーンは感動的でした。


完璧主義と言われるイチロー選手なだけに、彼が英語を人前で話すのはなかなかレアなこと。ユーモアを交えながらの英語のスピーチ、最高でした!
メジャーリーグ界のレジェンド中のレジェンドたちと並んで


イチロー選手の名前と背番号51がお披露目されました。
あの空間で感じた誇りと感動は、きっと私だけではなかったと思います。
イチロー選手の功績は、これからもシアトルのこの場所に生き続ける――そう思うと、私も胸を張って頑張ろうと思えました。イチロー選手、本当にお疲れさまでした!
と、いうわけでしばらくぶりのご挨拶がマニアックな話になってしましたが、皆様どうぞSweetな一日をお過ごしくださいませ♡

