おはようございます。ファイナンシャルプランナーの稲村優貴子です。
この連載では、『朝のスキマ時間に学ぶ♪家計管理・お金の基本』というテーマで、お金にまつわるコラムをお届けします。
7月から電気代が値上げ!賢い「エアコンの節約術」5選
梅雨になる前に、夏のような暑さが続いています。例年より早くエアコンを使い始めた、というご家庭も多いのではないでしょうか。
ニュースでもよく報道されている通り、政府が実施していた「電気・ガス価格激変緩和対策事業」がついに終了。そのぶん、2024年7月から電気代が値上げとなります。
夏の電気代で多くを占めるのが「エアコン」です。つまり、このエアコンをどううまく使うかが、電気代節約のキーとなります。
そこで今回は、エアコン代を節約する方法を5つ紹介します。
【1】設定温度を見直す
エアコンの設定温度を1℃上げると、消費電力を10%抑えられるそうです。エアコンの温度は下げすぎないようにしましょう。
環境省では、室温を夏季は28℃とすることを推奨しています。推奨室温を目安にして、エアコンの設定温度が低すぎないかを見直しましょう。
(参考:環境省ホームページ「エアコンの使い方について」)
(お詫びと訂正)本記事公開時、「設定温度を28℃にする」と記載していましたが、正しくは、室温が28℃程度になるよう「設定温度を見直す」です。訂正してお詫び申し上げます。(2024年6月25日)
【2】扇風機を併用する
冷たい空気は下にたまりやすいため、体がある位置は暑く感じてしまいます。
扇風機をエアコンの対角線上に置き、冷風を循環させることで、温度を下げなくても体感温度を下げやすくなります。(もちろん、扇風機はエアコンに比べ電気代がかかりません)
【3】カーテンを活用する
窓からの熱も、室内温度を上げる要因になります。
日中仕事や外出している間に光が入らないよう、昼間はカーテンを閉めておくと、室内温度が上昇しにくくなります。
ただし、厚いカーテンを閉めっぱなしにしておくことは、防犯上のデメリットになるともいわれます。気になる場合は、断熱や遮熱機能があるレースカーテンなどを活用するとよいかもしれません。
【4】エアコンをこまめに掃除する
エアコン内にホコリがたまると効率が悪くなり、電気代がかかりやすくなると言われています。
エアコンは、こまめに掃除しましょう。
【5】寝具を冷感素材にする
夜にエアコンを切ったり除湿のみにしたりすると、室温が上がって寝苦しくなります。
枕、シーツ、タオルケットなどの寝具を冷感素材にすると、ひんやり感がアップ。エアコンに頼らなくてもいい日が増えます。(寝苦しいときは無理せず、エアコンをつけたまま寝ましょう)
まとめ
エアコンだけに頼らず涼しく過ごす方法をご紹介しましたが、電気代を気にしすぎてエアコンをつけずにいると、室内でも熱中症になる可能性があります。
上手にエアコンを活用しながら、暑い夏も健康に過ごしましょう!