おはようございます! 整理収納アドバイザーのサチです。
この連載では、1日を快適に過ごすための片づけ術やヒントをお届けしています。
いよいよ年末の足音が聞こえてきましたね。
この時期になると「今年こそ片づけたかったのに、やっぱりできなかった…」とがっかりしている方も多いかもしれません。けれど、まだあきらめないで大丈夫です!
おうちの中には、短期間かつ最小限のストレスで片づけられるおすすめの場所があります。
今回は、そんな「スムーズに片づけられる」場所と、片づきるためのコツをご紹介しますね。
スムーズに片づけられる場所って?
短期間で誰でもすぐに片づけられる場所、それは
食品置き場(食品庫)
です。
食品庫が片づけやすいのには、ちゃんと理由があります。早速、その理由と片づけるためのコツを紹介していきますね。
【1】「全出し」はマスト
こちらは、私が整理収納サポートにうかがったお客様宅の食品庫です。
背の高い隙間収納になっていて、上から下まで食品が隙間なく収納されていました。
ここから食品が溢れているわけではないので、そんなに問題はなさそうですが、お客様からは「なんとなく使いにくくて困っています。」と相談されていました。
食品の整理で必ずやってほしいのが
全出し
です。
お客様宅ではこのようにダイニングテーブルにずらーっと並べていきます。こうしてすべて見えるようにすることで
「乾物が多いかも」
「製菓食材、最近は使っていないな」
「いつ買ったか覚えていないものがある」
と、これまでの買い物の癖や、過不足しているものが見えてきます。
【2】判断基準は「ひとつだけ」
全出ししたら、あとは要るものと要らないものに分けていきます。
片づけのとき、この”分ける”作業がしんどいですよね。それは、「まだ使えそう」とか「高かったから」とか「思い入れがある」などの感情が邪魔をして、なかなか仕分けの判断がつかないからなんです。
でも、食品の整理ではそれが簡単!
なぜなら、仕分けの判断基準は賞味期限のひとつだけだから。
感情ベースの仕分けと違って、単なる数字データを判断基準にすればよいので、心理的負担がかなり少ないのです。衣類や写真などの整理より断然ラクですよ。
賞味期限切れは処分、期限内の食材は保管…という感じで、心を無にしてさくさくとすすめていきましょう!
【3】カテゴリに分けて収納
賞味期限をベースに整理した食材は、ざっくりとカテゴライズしつつ収納していきます。
今回の例のお客様宅では
- 一番下がボトルや乾燥麺類
- その上は缶詰や乾物
- さらに上の方にはレトルト食品
- 最上段に近い方ではお茶パック、製菓食材
といった感じで、段ごとにカテゴライズして収納していきました。
こうしておけば、食品庫を引き出せば、どの食材が多いのか少ないのか一目瞭然。買い物に行く前の食材チェックもラクになり、同時に、食材ロスも防げます。
まとめ
今回は、年末の忙しい時期でもできる「食品置き場(食品庫)の片づけ」について紹介してきましたが、いかがでしょうか。
クローゼットや押入れなどより「これならできそう」と思えたのではないでしょうか?
どんなに片づけが得意でも、感情ベースの仕分けはすすみが遅くなるものです。
時間がない年末こそ、感情抜きの片づけがおすすめ!さくさくすすめて片づけの成功体験を積み上げていきましょうね。
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☆この連載は【隔週金曜日】更新です。次回もどうぞお楽しみに!