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なかなか捨てられないモノ

 

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暖かくなってきたので、衣替えを始めました。
いらなくなった洋服を捨て、クリーニングに出す冬物をまとめて・・・と、大分クローゼットの中もすっきり。
気分がノッてきたところで、ついでに娘のいらない本の処分も始めたのですが、写真の小学生用の世界文学全集を見た途端、手が止まってしまいました。
実はこれには思い入れがあって、簡単には捨てられないのです。
この全集はわたしが小学生の頃大好きで、父の仕事の関係で住んでいたベルギーで繰り返し読んでいたものです。
その後、ベルギーからシンガポールに引っ越した時も、
「わたしの将来の子供に読ませたいから。」と、母を説得してシンガポールまで持って行き、その数年後、日本に帰国する時も捨てがたく、結局持って帰ってきてしまいました。
そんな訳で、娘が今後も読まないのはわかっていても、なんだか捨てる気になれないのです。

でも思えば、洋服でも、今は着なくてもいつかは使えるもしれないと思ってとってあるモノは結局着ないし、雑貨なども、思い切って処分すると、部屋がすごくスッキリして過ごしやすくなるし、今までモノを捨てて後悔したことはほとんどありません。
それに、今は本当にいろいろなモノを捨てたい気分。
家にあるいらないモノたち、お腹についた余分なお肉、心の重荷、自分を縛っていると思われる古い否定的な思考パターン、それに食品添加物や重金属などいろいろ溜め込んだ身体のデトックスもしたいです。
否定的な思い込みを手放すだけで、ものの見方もポジティブに変えられるし、デトックスをすれば身体の機能もより高めることができるでしょう。
不要な洋服を処分すると、クローゼットがすっきりして、素敵なコーディネートのアイディアがいろいろ浮かんで来たり・・・
いらないものを捨てていくことで、本当に重要なものがよくわかり、より自分らしく生きられるような気がします。

そんなことを考えているうちに、やっと本を手放す気になりました。
今までありがとう、とお礼を言って、これから箱に詰めようと思います。

 

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Written by

田村翔子

(女優・モデル)

7歳から15歳までベルギー、シンガポールで過ごす。
青山学院大学文学部在学中にモデルとしてスカウトされ’85年大手薬品メーカーの広告に起用される。国際感覚溢れるモデルとして脚光を浴びファッション誌のカバーやTV,CM等で活躍。’87年に女優デビュー。ドラマ、映画、舞台等に出演。近年はエッセイの執筆やマクロビオテックなどを取り入れたライフスタイルの取材を多く受ける。プントリネア所属

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