朝読書におすすめの本をご紹介する『まっこリ~ナのCafe BonBon』。小説やエッセイ、暮らしや料理の本など心に効く本をセレクトしています。
今日の「まっこリ~ナのカフェボンボン」の本棚は、『本を読んだら散歩に行こう』。
『兄の終い』『全員悪人』『家族』などの話題作で知られる翻訳家・エッセイストの村井理子のエッセイ集。家族や仕事をめぐるエピソードとともに40冊の本を案内します。
『本を読んだら散歩に行こう』
著者:村井理子
出版社:集英社
「本は常に私に寄り添い、この人生を伴走してくれる存在だ」。そう語る著者のかたわらにはいつも本があった。どんなにつらいときでも本の中だけは安全だと知っていた。そして、本を読む著者のそばには愛犬ハリーがいる。
誰かのために料理をすることに疲れきり、再び自分のために料理に向き合おうと手に取ったのは、料理研究家のケンタロウさんのレシピ集。育児と仕事の板挟みで苦しんでいた頃、著者の慰めとなったのは数々のコミックでした。
村井さんにとっての安らぎは「一人と一匹の時間」。ハリーとソファに座り本を読む。一緒にドライブに行くこともあるそうです。ハリーの挿絵に和みます。
コロナ禍でつづられたエッセイには、胸に迫る言葉がいくつもありました。なかでも、著者の担任だった先生の「たぶん、普通が一番幸せだと思うよ」という言葉が心にしみました。
ラブ&ピースな一日を。
Love, まっこリ〜ナ
「まっこリ~ナのカフェボンボン」を読んでくださってありがとうございます。「カフェボンボン」が心ときめく本との出会いの場となりますように。
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