vol.39 立ち仕事、座り仕事の方必見!むくみは夜間トイレの原因に

 

バリバリ働いている方は多いと思いますが、夕方になると脚がパンパンになってしまうことはありませんか? そのむくみ、放っておくと脚が太くなる原因になるだけでなく、最近の報告によると、夜間トイレの原因になってしまうことも。夜間覚醒は睡眠の質を低下させる大きな原因になるので、毎晩むくみを解消して、スッキリ脚と快眠を手に入れましょう!

 

立ち仕事、座り仕事の方は要注意!


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脚は心臓から遠く、位置も下にあるため、重力の影響でむくみやすくなります。

むくみを解消するにはふくらはぎの筋肉を動かし、その刺激をポンプ代わりに血液を戻すことが有効ですが、1日立ちっぱなし、座りっぱなしという人は、どうしてもむくみやすくなります。

男性より女性の方がむくみやすいといわれるのは、ふくらはぎの筋肉量が少ないこと、表面の皮膚が柔らかいため、むくんでも足全体が膨らんでポンプが作用しにくいことなどが原因として考えられます。

また、静脈には血液が逆流しないように弁がついていますが、女性はこの弁の機能が低下してしまう人が多く、むくみだけでなく、静脈瘤という病気(血流が低下して血管が浮き出る)になってしまうこともあるので、注意が必要です。

 

入浴+ストレッチでスッキリ&ぐっすり!


女性にとって厄介なむくみ。それを解消するもっとも簡単な方法が睡眠です! 横になって眠ることで重力から解放され、体液が回収されやすくなります。

ただ、眠ってからこの作用が働くと睡眠中に尿がたまり、トイレに起きてしまう原因になることがあるようです。それを防ぐためには、次のような方法を実践し、眠る前にむくみを解消しておくことが有効です。

対策1: ウォーキングなど、適度な運動をする
ふくらはぎを動かすことで血流が促されます。

対策2: 脚を高くして過ごす
夜のリラックスタイムは、足を心臓の位置より高くして過ごしましょう。睡眠中も足を高くして眠るのは効果的ですが、その場合は、ひざが浮かないように注意。ひざが浮いていると、ひざを傷める原因になるので、高くして眠りたい合は、敷布団の下に座布団や毛布を膝の方から⊿の形に入れ、ひざが浮かないように入れて少しだけ高くする程度にしましょう。

対策3: お風呂に入る
保温効果と、お風呂の水圧で血流が促されます。時間に余裕がある方は、入浴後、ボディクリームやボディオイルをぬりながら、軽くリンパマッサージ(足先から上へさすりあげるようにマッサージ)をするとさらにGOOD。

対策4:ストレッチをする
1日立っていたり座っていたりすると、筋肉が凝り固まって血流が悪くなることがありますが、そんな時は入浴後にストレッチを。最近の報告では、ストレッチで筋肉を伸ばすと、体がほぐれるだけでなく、血管や筋肉のコラーゲン老化を防げる可能性もあるそうです。

ストレスや冷えも血流を悪くし、安眠の妨げになりますが、これらの対策を実践すれば、それも解消できます。また、抹消の血流が良くなることで深部体温が下がり、眠りやすくもなるので、ぜひ試してみてください。
 

 

この記事を書いた人
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ぐっすり睡眠&スッキリお目覚めのツボ[連載終了・全70回]

睡眠改善インストラクターによる快眠&めざめのヒント[連載終了・全70回]
Written by

睡眠改善シニアインストラクター 竹内由美

日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクター。日本産業カウンセラー協会認定・産業カウンセラー。
米国Mary Baldwin College心理学科卒業。フリーの編集ライターとして美容や健康などに関する記事に携わり、その経験から睡眠やメンタルヘルスの重要性に気付き、上記の資格を取得。忙しい現代人にこそ良質な睡眠が大切だと、雑誌や講演活動などを通して睡眠について伝えている。
著書には「眠りダイエット」(文芸社)がある。

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