vol.36 日中どうしても眠い時に、眠気を覚ます方法(2)

 

2回目の今回は、具体的に眠気を軽減する方法をいくつかご紹介します!自分にあったものを見つけて実践してみてくださいね。

 

眠気を覚ます方法

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言うまでもなく、眠気を覚ますいちばんの得策は夜間にしっかり眠っておくことですが、それ以外の方法をいくつかご紹介します。これからあげる方法については個人差もあり、一過性のものもあります。また、状況によっては実践できないものもあるので、自分にあったものを見つけてみてください。

1.昼食後、カフェインを飲む

2.強い光を浴びる

3.水で顔を洗う(冷たいタオルを顔にあててもOK)・歯を磨く

4.ガムをかむ・歯ごたえのあるものを食べる

5.体を動かす(実際に歩くのもいいし、全身をストレッチするのもいい)

6.アップテンポな音楽を聴く

7.体を寒さにさらす

8.ペパーミントや柑橘系の香りをかぐ

9.あくびをする(深呼吸)

10.人と話す

その他、目薬をさす、メンソールを鼻や目の下に塗るなんていう方法をしている人もいるようですが、目の下は皮膚が薄く、刺激に弱い部分なので実践する際は慎重に。私からのオススメは上記の10項目です。要は、交感神経を刺激すればよいので、できるものを実践してみてください。

ただ、前回の記事でも述べたように、睡眠不足が続いている状態では、眠気を根本的に解消することは難しくなります。無理して目を覚まして作業を続けても、ヒューマンエラーは増加し、集中力、発想力、意欲などは低下しやすく、作業効率はダウンするだけ。午後、しっかり成果を出すには、何より睡眠を不足させないことが大切です。

月曜日のことをよく、ブルーマンデーと言いますが、これは、週末に寝だめ(実際は寝だめはできません。不足した睡眠を補っただけ)をしてしまったため、体内時計が乱れ、調子が崩れがちになるためです。眠気はまさに、そんな体の調子を知らせてくれるサインでもあります。

眠気が強い人は単に眠気を解消するのではなく、ぜひ、睡眠を見直してみてください。平日は忙しく、週末しかゆっくり寝られないという人も、例えば、月曜日と水曜日は早めに帰って眠るという生活にするなどすれば、週末に一気に眠るという生活をしなくて済むので、結果的に体内時計が乱れにくくなり、眠気も軽減できるはずです。

参考文献/「睡眠とメンタルヘルス」上里一郎監修・白川修一郎編(ゆまに書房)
「快適睡眠のすすめ」堀忠雄著(岩波新書)

 

この記事を書いた人
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ぐっすり睡眠&スッキリお目覚めのツボ[連載終了・全70回]

睡眠改善インストラクターによる快眠&めざめのヒント[連載終了・全70回]
Written by

睡眠改善シニアインストラクター 竹内由美

日本睡眠改善協議会認定・睡眠改善シニアインストラクター。日本産業カウンセラー協会認定・産業カウンセラー。
米国Mary Baldwin College心理学科卒業。フリーの編集ライターとして美容や健康などに関する記事に携わり、その経験から睡眠やメンタルヘルスの重要性に気付き、上記の資格を取得。忙しい現代人にこそ良質な睡眠が大切だと、雑誌や講演活動などを通して睡眠について伝えている。
著書には「眠りダイエット」(文芸社)がある。

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